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楠の会だよりNo.262号(2024年4月)記事より

四月は最も残酷な月だ、
死んだ土地からライラックを芽吹かせ、
記憶と欲望を掻きまぜ、
春雨で鈍重な根を震わせる。
      (TSエリオット 「荒地」より)



<新年度の入り口で>
  〜親 の 実 践、子 の 前 進〜

2月に催した山根俊恵先生の講演会で参加者の様子を見ていて、かつてない感動を経験しました。
途中まで筆記していた方が、顔をあげて記録どころではないと聞き入っていらっしゃる、それもひとりならず。言葉に表さなくとも「目からウロコ」状態の方が多数いらっしゃったのではと推測されました。
先生のお話は「いいお話」というのではなく、「即、動きなさい」という暗黙の指示と思えるような力に満ちていました。
講演会の後、「楠の会」に即入会された方があり、その方も、同じような行動への強いひと押しを感じておられたに違いありません。思うに、これこそが山根モデルの神髄なのではないでしょうか。
人が誰かに力をもらい反応していくとき、間違いなくその行動する力は「実践力」になっていきます。
そのとき、もう一つ必要なのが、自分のテーマです。自分のものになったテーマに人は夢中になり専心するもの。気持ちに沿ったテーマがあれば、人はそれを続けていくことができるはずです。
山根先生はひきこもり者の親に向けて、新しい視点と気づきのテーマを提案されました。
ひきこもり当事者の思いを理解でき、協力しあえる親子になること。
いや、理想に走っては元も子もない。子のペースを認めて見守ることのできる親になろう。
その前に、自分にできることを日々続けて、子の前進につながることをやっていこう。
そんなふうに掻き立てられる気持ちの中で、今、新しい活動年度の入り口に立っています。一緒にやっていく方々の存在が、もう一つの希望であり期待です。

新年度の総会を5月3日に予定していますが、今年は楠の会20年の変革の年にしたいと思っています。
そのスローガンを〖親の実践・子の前進〗とします。
実践しましょう、会員も、会全体も。運営スタッフも「実践」を実践するよう、企画しそれによって行動してゆく所存です。
実践は日常生活から始まります。家庭内のあらゆる事 起床、洗面、食事、排せつ、掃除洗濯、炊事、家族の会話、いろいろな家族イベント、(例えば、誕生日、家族旅行、お正月などカレンダーに沿った行事など)。
この当たり前のことが、思い描かれ、各人の役割をはたしながら実行されていく。家族の中に難問を抱えている場合でも、憂いやたるみ無く淡々と実行していく力、これこそが「親の実践」です。
その為には、親の会もその「実践」を後押しするための「実践」を行っていきます。
詳しい内容は、総会資料の第3号議案「活動計画案」に記載しました。(K・H)

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〔福岡ひきフェス〕にて紹介された
            福岡「楠の会」
3月6日~26日、「あすみん」にて当事者会「ニエンテ」がひきこもりに関する展示会〖ひきフェス〗を開催しました。
市民の皆さんにひきこもりについて正しく理解してもらうことと、福岡県内にあるひきこもり支援団体の紹介とを目的に開催されました。
当然福岡「楠の会」も参加を申し出ました。主催者山川豊揚さんには楠の会のパネルも作成していただき、九大の加藤先生の教室などと共にかなり大きく、会の<20年の歩み>を表にしてあり、忘れかけた思い出、居場所「七つ実館」の写真などが展示されていました、講演会あり、お茶会あり、多彩な催しでした。
遠く鹿児島などからも支援者や当事者が見学に来られ、大変好評だったとのことでした。



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今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。
投稿の一部を掲載しています。→楠の会だより投稿    

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★有明の集い 3月9日(土)13:00~15:00(ひとびと暖話室) 参加者 6名( 男性 2、女性4)

〇 我が子への思いには、とても複雑な感情が生まれる。どれも本気だと思う。でも、どうしてもなぜこうなるんだろうと思ってしまう。 また、親族からの言葉がとても心に残る。

〇 父親は、仕事、仕事で、子供のことは全て自分のせいだと言って私を責める。子供のことを真剣に受け入れてくれない。そんな父親の姿を見て子供たちは育った。私に心配を掛けまいと我慢していたと思う。社会に出た。我慢していたのか、社会での対応が出来ず、とうとう人間関係が上手く出来ず退社。その後はもう自分を変えようとはしなかった。それが今も続いている。

〇 等々、まだまだたくさんの、夫々の思いを、少しずつ話して下さった。 テーブルには、美味しいケーキ、そして暖かいホットコーヒーを頂きながら、今抱えている様々な心境を出し合ってくださった。 甘~いケーキはそんな重い言葉を少しは優しくしてくれたのかな。笑顔も笑い声も交わる。

〇 社会に出たが上手くいかない。リタイヤ。そんな時は、一度、卒業した学校へ報告を頂くと、担任だった教師もいる。その後の対応も図れる。答えが出なくても何かが動ける。元教師よりの提案も頂く。(M.G)

★筑紫野の集い 3月13日(水)13 :30~15 :30(カミーリヤ) 参加者 3 名 (女性 3 )

〇 1か月間の報告をしました。障がい者枠で働いているが、生き甲斐が見つけられないでいる当事者の事を話されました。また年齢と共に身体が弱り、以前のように当事者の所に行くことができなくなってきたと仰る方もいて、利用されている介護保険サービスの方から関わっていただけたらと思いました。

〇 2月23日の山根先生の講演会についても意見を出し合いました。以前鳥栖であった先生の講演会を聞いた方もいました。講演会の後、紹介されていた本を買って読んでいるという方もいました。

〇筑紫野の集いのあり方について、10年前の集いの設立に携わった方の話では、「一緒に愚痴を言える人がいない、愚痴を言う場所がほしい。」という趣旨だったようです。今の集いはその目的は果たしていると思います。現在は親の集いの場所も色々できてきましたので、愚痴を言う場所も増えました。そういう所にも行かれた上で、具体的な解決策を探し求めてここの集いに来られる方にとっては、今の集いは物足らないかもしれません。(K.M )

お知らせ 4月から、開催場所が筑紫野市パープルプラザ内、筑紫野市生涯学習センター(📞 092-918-3535 )に変わります。住所はカレンダーを参照ください。

★久留米の集い 3月22日(金)14 :00~16 :00 (えーるピア久留米) 参加者 7名( 女性6 、男性1 )

〇 お休みされていたお父様が大牟田よりお元気に出席され、安心いたしました。息子さんの顔も見ないし言葉も交わさないと嘆いておられましたが、「私もなるようになると思ってしたいことをしています。皆さんも自分の生活を楽しんでください」と、お声をかけておられました。でもどんな状態でも親は子どものことが心配ですね。

〇 新しい若いお母さんが初めて参加されました。ぜひ一人で抱え込まず、この場で気持ちを吐き出し、続けて参加されることでお気持ちも楽になりますように願っています。

〇 山根俊惠先生の講演会に娘と出席しました。たくさんの方が同じ悩みを持ち、どうしたらいいか戸惑いながらこの講演会に臨んでおられるのだと思いました。とても実のある今までにない内容で、私自身の今までの本人との接し方を反省し、思いを新たにしました。
親の思いを子どもに押し付けていなかったろうか、本人の苦しみに寄り添ってきただろうかと反省し、家族の和を取り戻すことが大事だと思いました。とても根深い問題で、たやすいことでは結果は出ないことを改めて考えさせられました。(K・K)


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