お知らせ
         
        

        

        

        

        

        

        

             →先月記事はこちら

楠の会だよりNo.234号(2021年12月)記事より 

風の子守歌   別役実作詞・池辺晋一郎作曲

おやすみなさい
かぜは行ってしまった日を
かぞえながら吹くのです
あの日のしあわせと
この日のふしあわせと
いつかみた あおいそら

おやすみなさい
かぜは死んでしまったひとを
かぞえながら吹くのです
あの日のしあわせと
この日のふしあわせと
いつかみた しろいくも

おやすみなさい
かぜは忘れてしまったことを
かぞえながら吹くのです
あの日のしあわせと
この日のふしあわせと
いつかみた ひのひかり
     (NHKみんなの歌1976年12月~1977年1月)

2021年もあと少しになりました。
今年に限ったことではないはずですが、瀬戸内寂聴さんなどの有名人や社会に貢献した人をはじめ、有名無名の人たちが鬼籍に入りました。
特にこの2年間コロナのせいでお葬式が簡素になり、死者のお見送りが粗末になっていると聞きますが寂しいことですね。

斎藤環先生講演会「なぜ人はひきこもりになるのか」

11月17日の宗像の会で斎藤環先生の講演会(ユーチューブ)をビデオで見ましたが、ひきこもりの最前線の集約とも思われるお話を聞くことができました。
その中で、ひきこもり者の数は政府の発表より多いと見なければならず、おそらく200万人はいるだろう、そして今や8050問題ではなく9060問題になるだろう。
何故ならひきこもり者は毎年減少するよりも増えていくほうが圧倒的に多いから。
大まかな推計だが増えるほうが2,3万人に対して、回復していく数はおそらく1000人ぐらいだろう、と言う数字にはやはりそうかと言う思いでした。
国を挙げての取り組みが始まって20年近くですが、多くの人に適用される有効な対策がまだ手探り状態であり、くじけずに気持ちを持ち続け、待ち続けなくてはいけないということが強調されました。
高齢の親にとってまさに”日暮れて道遠し”の感があります。
ただ斎藤先生はひとえにまず親子関係の修復に務めること、そのためには会話でなく対話を(お説教や正論ではなく、続けられる話題を)、スマホでなく生の感情の交叉を、親がやれる役割は子どもとの接点をつくること、そして親自身が社会との接点を持つこと、親子間で距離を保つことを繰り返し述べられましたが、この基本を私たちは心に刻んでおかなければならないことだろうと思いました。
最後に「シンフォニーではなく、ポリフォニーを」と強調されました。
これまで親たちが生きてきた時代はシンフォニー(協調性)が重視されたが、今やポリフォニーの時代ですとのメッセージも心にとめておきたい言葉でした。
「ポリフォニーとは協調性の反対で、あなたと私の世界はこれほど違っているのかを深堀りすることです」と。
斎藤環先生はなんと言っても「ひきこもり」のオーソリティです。ぜひユーチューブで直に講演をお聞きになってみてください。
(斎藤環先生講演会「なぜ人はひきこもりになるのか」10月3日多摩市にて)
             (会報編集部記)
記事は、”富田伸先生の講演「ひきこもり」について” に続きますが、ここでは省略しています。ご覧になりたい方は楠の会だより234号をご利用ください。

=========================

<皆さんの声Ⅰ> 
オンライン家族会に参加して

11月19日夜7時からのオンライン家族会に参加しました。
四戸先生から、「共依存について」をテーマとしてはじまりました。ご家族の方からは、お子さんとの関係においての共依存している状況などを伝えて頂きました。
そして私自身が共依存の関係になっていることを自覚しました。
私は人一倍評価されたいという気持ちが強いですね。
仕事の上司にたいしても、評価されたい気持ちが強くて、自分自身の気持ちよりも、上司がなにを期待しているかということで行動していることが強いことを感じました。
四戸先生からは、共依存を自覚することがとてもすごいことだとおっしゃったことが印象的でした。(支援者O)

=========================

<皆さんの声Ⅱ> 
会報を読んで一言

日本精神保健福祉連盟よりの受賞おめでとうございます。
会の20年の実績に敬意を表します。
Iさんの投稿、お母さまを存じ上げている立場で読ませていただきました。
ご自分の内面を振り返り、投稿されて偉いなと思います。
ご自分の気質的なものから周囲になじめずに孤立し、親を精神的な苦痛を与える敵と思い、孤独を深めたが、それから脱却するときの怖さを語っておられ、感銘を受けました。
その後の努力は並大抵のものではなかったでしょうが、よくここまでやって来られたと思います。
お母さまは天国できっとIさんの成長を喜んでおられることでしょう。これからもお体に気を付けてお幸せになってください。(K)

=========================
今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。
投稿の一部を掲載しています。→楠の会だより投稿    

==========================

福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★ 宗像の集い 11月 17日 (メイトム宗像) 参加者 6名( 女性4 、男性2 )

①講演会ビデオ
「なぜ人はひきこもりになるのか~『会話』ではなく『対話』という考え方~」
  講師 筑波大学教授 斎藤藤環先生 を聴く。 講演は約60分
東京都多摩市児童少年課主催の講演会動画がインターネット上で公開されていますのでみんなで視聴しました。
先生は次のような項目を話されました。
・ひきこもりと不登校は関係が深いので、不登校の現状と原因対策など
・不登校の場合のゴールは? ひきこもりのゴールは? 家の中で元気になること、自発的、主体的な考え、行動ができる状態
・ひきこもりは何故増え続けるのか
・なぜひきこもりが起こるのか、ひきこもりシステムとは
・ひきこもりの長期化を防ぐには、家族と個人の接点を持ち続ける事、その為の対話。
・対話とは、尋問ではない。主観性の交換である。
・ひきこもりの段階的支援、家族の基本的心構え
等を話されました。
先生のひきこもり者に対する基本的態度は、ひきこもりは悪でも病気でもなく、たまたま困難な状況にあるまともな人である。
ひきこもっている人は楽園にいるかというとそうではない。新型コロナが発生してから、家に閉じこもることがどんなに辛い事なのかをみんなは経験したはずだ、ひきこもりは楽園にいるのではなく、辛い毎日を送っているのだ、これが先生の基本的態度です。
上の動画は、現在YouTubeで無料配信されています。(https://youtube/92uMsr2hWiU) 又は「なぜ人はひきこもりになるのか」で検索しても動画が出てきます。

② 近況などを報告しました。
・斎藤先生が言われた基本的態度で子どもと接していこうと思います。
・斎藤先生も言われていたけれど、子どもにいろいろな ”お願い事”をして接点を増やしていきたいと思います。例えば、車の修理手伝い、家の不要物整理など自分一人でできないことを手伝ってもらおうと思います。(A男)

★ 久留米の集い 11月 26日 (金)(え~るピア久留米) 参加者10 名 (男性3, 女性7)

・今日は熊本から来られたお父さんと、当事者会「一歩の会」の方とのお話が聞いていて興味をそそられてよかったです。
熊本のお父さんはよく勉強されていていろいろお聞きしたい気がしました。
ほかにも県のひきこもり支援センターや久留米のサテライトにも行っておられている方も来られて、もっとお話をお聞きしたかったです。
来年1月から始まる予定だった久留米市の相談窓口が、新年度4月からに変更になると、担当者の方が知らせに来られました。
支援の窓口が広がっていくのを待ち望んでいます。
まだまだコロナがどうなるかわからないけれど、新しい人が新しい風を入れて下さるのを楽しみにしています。

・かなりの方が猫や犬を飼っておられているようです。
家族のコミュニケーションが少なかったり、不安定だったりしている時、物を言わないペットがばらばらの家族をつなぎとめる役目を持っていると皆さんの意見。
本当に思わぬところに思わぬ助っ人がいるのに気が付きました。

・あまり変化がないと発言された方へ、お父さんとは話ができているならぜひお父さんにお願いしては、と言う意見がでました。

・車の買い替えの予定なので本人に車の運転免許取得を勧めたが断られたということですが、断られても一度言われているといつか決心することもあるかもと、親も粘り強くなりました。




↑楠の会ホームページトップへ