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楠の会だよりNo.286号(2026年4月)記事より

〇生き方が洟(はな)かむように恥ずかしく 花の影にも背を向けている

〇他人から遅れる俺が春先の 光を受ける着膨れたまま
                  (虫武 一俊)

  作者は20代を無職のひきこもりとして過ごした若者です



2026年度(令和8年度)福岡「楠の会」
総会&シンポジウム【“ひきこもり”と親の会の今後を考える】

気が付けば地球上で五つの国が戦争を始めていました。それも超近代兵器を駆使して、戦場に出て行かなくて瞬時に建物を破壊し罪なき人たちを殺傷する、まるでゲームを見ているようです。しかし愛する家族を殺されて悲嘆にくれる人たちが増えていくのは紛れもなく戦争です。
幸いにも戦争のない国日本にまた春が来て、恒例の年度初めの総会の時期になりました。近年総会出席者が激減し、半数を超える委任状を頂いています。連休の間の開催や会員全体の高齢化による健康面の事情もあるでしょう。
そこで今期より形式を改め、会報紙面による総会資料の掲載を以て総会とさせていただきたいと考えています。それによる疑義や会員の皆様からの異議申し立てはお手数ながら、事務局への文書又は電子メールやラインによるメッセージにて発信をお願いします(要記名・4月末日必着)。
そして今回はシンポジウムを開催し、日頃よりご支援ご指導頂いている専門家や支援者の方々にご足労頂き、親の会としての楠の会の今後について真剣に考えてみたいと思います。支部会以外の会員さん方ともお話しできる場です。お気軽にご出席くださいますよう、お待ちしています。

日時:2026年5月2日(土)14:00~16:00
会場:福岡市NPOボランテイア交流センター「あすみん」
シンポジスト:会につながりの深い専門家、支援関係者を予定しています。

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<投稿 私は25年来の会員です>

私はまだ会が始まった頃、居場所を持たず大名1丁目の旧福岡市ボランテイア交流センターを拠点としていた頃からの会員です。その頃この活動に参加していましたが、最初の頃はひきこもりと言えば、全くの個人問題でした。しかしその後厚労省が問題の重要さを理解して家族会を認めてくれるようになり、「ひきこもり支援ガイドライン」を出し、各県に相談窓口の設置を義務付けしたり、就労の場の提供として若者サポートステーション設置など、ひきこもりの施策を出してきました。NHKをはじめマスコミもひきこもりのキャンペーンが始まりました。
またいろんな経過があって2023年に「こども家庭庁」ができました。子どもが育つ過程で環境整備がどんなに大事かが理解されてきたからだと思います。まだまだ不十分な部分も多々ありますが、やっとここまで来たか、そんな感じがします。20数年前、私も会の役員をしていましたので、住まいは北九州ですが、よく博多まで行っていました。あの当時はまだ50代でしたので元気があり、懐かしく思い出しています。今年75歳になり、体の衰えを実感しています。しかし今後も私なりにこの活動に関わっていきたいと思っています。(M・S)

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今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。
投稿の一部を掲載しています。→楠の会だより投稿    

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★筑紫野の集い  3月11 日(水)13:30~15:30 (筑紫野市生涯学習センター) 参加者6名 (女性6 ))

いつものように1か月間の報告をしました。古いスタッフのDさんにも出席していただき、話が弾みました。

〇Aさん:子供さんが自分は親から褒められたことがないと言っていることを話されました。「夫が子供には色々させるが、一緒にはしない。そして、してもらっても「ありがとう」を言わない。考えてみると自分の親がそうだったので、自分も子供にお礼の言葉を言わない。親がしていないから自分もしていないのだ、と気が付いた」と言われました。Dさんが「そうですよね、子供は親のするようにしますよね」と相づちを打たれました。

〇Bさん:ひきこもりにもいろいろな原因がありますが、発達障害の場合、小学校入学前に子どもの特性を把握するためにおこなわれる5歳児健診の必要性を話されました。福岡市ではモデル事業で開始されているようです。「自分の子供が小さい時にそうゆうのがあったら、子供に対しての接し方も違っていたという思いがある。自分が住んでいる市でも始めてほしい」と言われました。5歳児健診では、先生と話したり、ボール投げ等の運動神経や集団で遊ぶことができるか等の観察をするそうです。3歳児ではまだそういうことができないし、特性が出ていなかったりするので、5歳児が良いそうです。小学1年生では手遅れになるようです。また、Aさんの子供にお礼を言わない話を聞かれて、「照れがあって、自分も「ありがとう」「ごめんね」が言えない」と付け加えられました。

〇Cさん:夏苅郁子氏の講演会に行かれたことを報告されました。「人は、人を浴びて人になる」というタイトルの自伝的エッセイを書かれた方だそうで、自分の子供には「人を浴びて」が足りないと言われました。もっとたくさんの人と関わってほしいという母の思いですね。

〇2月13日に太宰府市であった(Café de「こもりびと」だざいふ)に行かれた方がおられ、これからも続けてほしいと話されました。(M.K)

★東部の集い 3月 15日 (日)13: 30~16: 00(コミセン和白 ) 参加者7 名 (女性6、男性1)

○今回は新たに発足した当事者の集い「ぴあーず」と同時進行(同一フロアー別室)で始まりました。普段と変わらずのスタートでしたが、なんとなく出席者の意識がそぞろで、「ぴあーず」に向いているのかという微妙な空気感は感じられました。いつもの四方山話が普段の親の会を包みます。

○一人の方のお話から 親と子のしがらみに焦点が絞られていきました。ここからはぴあーずとの兼ね合いもあるので、この集いから感じられた幹の部分だけをお伝えいたします。親の思いはお一人お一人違っていて当たり前なのですが、ここでは根底に共通しているところが感じられます。しかしお子様の反応は様々です。反抗もあれば、無視もある。無関心な態度も親には耐え難くなってきます。又、お互いが織りなす言葉のやり取りも時としては奈落に落とすこともある。皆さんの話は不思議と話し手、聞き手の共感をもたらしました。
それに対する意見や感想も何かしらの一体感が感じられました。言葉は人と人とを繋ぐためにあるものですが、あくまでその役割でしかないことを認識させられました。勿論、その言葉のもとに家族の集いはあるのですが…。

○終わり際にぴあーずの出席者が顔を見せました。その成果は…。「次はいつですか?」と彼らが聞いてきたことで、出席者全員の心が明るくなりました。(H.K)

★久留米の集い 3月27日 (金)14:00~16:00 (えーるピア久留米) 参加者5名 (女性5 )

○えーるピアの庭の桜がやっと3部咲きくらいでしたが、今年ここで桜を見るのも久しぶりでした。コロナ以来初めて出席しました。会報を開くたびに、会のために頑張って下さっている方のお姿を思い、いつも感謝の気持ちでいっぱいでした。

○久しぶりに皆さんと近況報告、自身の健康、今の子どもの状態などの話題で盛り上がり、久留米の会の温かい雰囲気を感じました。そして私の気持ちも軽くなり、会のありがたさをつくづく感じました。自分の息子の将来を思うと、やはり働いて欲しい、そんな気持ちがなかなか抜けきれない私、まだまだ親修業が足りません。でもこの息子の存在があったからこそいろんなことに成長できた私です。これからも自分なりに頑張ります。(T.K)



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