■楠の会だより投稿文の紹介■

< 投稿Ⅱ >
終活を始めています

我が家は33歳の娘と、30歳の息子がいます。会に入会したのは息子の状態からです。息子は大学卒業後、就職した派遣会社の過剰勤務が続き退社、その後動けなくなりました。娘は友人や親せきの自殺にあい、その頃から躁うつ病になり、精神障害者としてデイケアに通って、絵を描いたり詩作をしたりしています。姉弟で親元を離れて生活をしています。夫は自分の家と彼らの家との間を行き来することが多く、私は今一人で生活することが多くなりました。

今後のことを考えて今私は終活に取り掛かかっています。特に気にかかるのはどこに住むか、家族に負担をかけたくないので、グループホーム(障がい者の施設·)を考えています。ほかに姑の介護と私自身も胃痛や頭痛の持病があり、病院や役所の手続きやてんてこ舞いしながら、その中で家の片付けをやっています。 先日はエンディングノートを加筆修正しました。介護は、一人だけに負担はかけたくないが、できれば、「同性」である息子の妻さんにお願いしたいと書いていたので。
大学時代の先輩が話していたのを思い出しました。彼女の下宿の大家さんカップル(高齢)が夫婦と思っていたら姉弟だったと言う話です。その時は年を取って姉弟で暮らすなんてと思ったのですが、まさに今の我が家の将来像です。
子どもたちが結婚するかしないかはまったくわかりませんが、親亡き後、せめて心の支えになってくれる人とはめぐりあって欲しいなとは思います。(会員 O・K)