お知らせ
         
        

        

        

        

        

        

        

<お知らせ>2026年8月、これまでのE-Mailを停止し、 次のEメールアドレスに変更しました。今後とも宜しくお願い致します。
    E-Mail : kusunokai723kan@gmail.com

楠の会だよりNo.291号(2026年9月)記事より

東京大学の山本良一・名誉教授は「温暖化地獄」を提唱するなど30年以上にわたって環境問題を研究してきた。当時は「温暖化地獄の1丁目はすぐそこに」と警鐘を鳴らした山本教授は、いま、「世界は温暖化地獄の2丁目に来た」と言い切る。(インターネットより)



福岡市出前講座
〖生活困窮者自立支援制度〗について

近頃公園などでテント生活をするホームレスを見かけなくなりましたね。十分とは言いがたいのですが、福祉の方面ではこのところ様々な支援策が講じられていることなのでしょうか。
先月9月14日(月)「あすみん」にて、〖福岡市生活困窮者自立支援制度〗について福岡市の出前講座を利用してお話を聞きました。「なぜ今生活困窮者?」と疑問を持つ方もあるでしょう。でもどうでしょうか、8050問題が浮上していることを思ってください。今現在両親が揃っていれば問題はないかもしれませんが、やがて親が高齢化し亡くなった時、いきなりこの問題に直面するのは間違いないことです。
その時もちろん金銭面で困窮しますが、もっと大事なことは、社会につながりを持たない彼らが本当に生きて行けるか、です。

そういう不安に応えるような制度が「生活困窮者自立支援制度」です。これは、「生活保護」とはかなり違って、細やかな配慮があります。確かに「生活保護」に至る前に支援をする窓口になっています。
世代が古い人たちの間には生活保護を受けるのは「家の恥」と思われている方もあるのではないでしょうか。ひきこもりの機関誌「SHIP!」に、福岡県筑後市社会福祉協議会のひきこもり支援が紹介されています。その中で卜部(うらべ)義行さんが、「(困った人が)困った時に助けを求め、助けを受け入れる力を低下させている」と言われています。確かにその傾向を感じます。困った時には遠慮なく様々な制度を利用していいのではないでしょうか。

この日二つの資料が準備されました。その一つにひきこもりの事例が3例取り上げられています。今後この制度は多いに期待できます。しかしひきこもり問題はお役所に丸投げできることではありません。ひきこもり問題の肝心なことは、社会への通路を常に家の中に持ち込んでいくことです。
社会への通路として利用できるのが支援機関・団体とのつながり、そして自助活動である親の会です。後半の「支部会だより」には経験者の貴重な生のお声を掲載しています。是非合わせてご覧ください。

以下楠の会だよりの紙面では当日の資料に沿って詳しい説明が続きますがここでは省略します。


====================================
「楠の会」講演会のお知らせ
  10月18日(日)於JR福工大前駅構内
            コミセン和白
ご参加をお待ちしております。           


====================================



<投稿Ⅰ 「生活困窮者支援制度と生活保護制度」を聴講して>

すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。これは日本国憲法第25条の国民の生存権を書き記したものです。

私たちは上に書かれた健康で文化的な生活を営むために生きていますが。誰もが順調に生きていけるとは限りません。生まれながらに重い病気や障害にかかる方もいます。突然の事故や災害に見舞われ窮地に陥る場合もあります。誰しも経済的な問題や精神的肉体的な問題で他人の助けを必要とするものです。だから、国はそんな家族や個人を救うための義務を国自体に課しているのです。

ひきこもり問題であっても例外ではありません。殆どの当事者家族がこの問題を危惧しながら日々を過ごしている筈なのに、この生存権に関する、生活保護制度、生活困窮者支援制度への接触度が頗る低いのが実情です。理由は様々ですが幾つか上げてみますと

1.そんなみじめで酷いことにはならない……と思っている
2.まだまだ先のことだ
3.世間から白い目で見られる
4.うちの子は絶対普通に戻る
5.今現在 相談する内容がない
……まだまだあるのでしょうが割愛します。

今日本は災害列島になっています。能登、熊本、千葉これからもまだまだ続く可能性は高いと言われています。ここで災害に遭われた方たちはこの生存権を行使しなければならない状況に迫られています。公的機関の支援だけでなく保険、義援金、ボランティアまでありとあらゆる支援を受けて立ち直っていかれることでしょう。

彼らが支援を受けることを白い目で見る人がいるでしょうか。彼らは支援を受けることを恥と思っているでしょうか。(例外はあるかもしれませんが ここでは無視します)ひきこもりは恥ではありません。堂々と公的機関に相談し、たくさんの支援を受けるべきなのです。 親の世間体や子供の独力復帰を過度に期待して、世間との壁を親が作っているかもしれないと反省してみてください。ひきこもりはすべてにひきこもっているのではない。常に受け入れ先、居場所を探しているのです。タイトルの2法は社会で生きるためのセーフティネットです。内容を熟慮し活用の仕方を覚えて置くことは当事者の可能性を一気にひろげていきます。 (会員H・K)

=========================
今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。
投稿の一部を掲載しています。→楠の会だより投稿    

==========================

福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★筑紫野の集い 9月9日 (水)13:30~15:30 (筑紫野市生涯学習センター) 参加者5名 (男性1、女性4)

今回集いのボランティアを希望されて、Kさん(男性)が新しく参加されました。社会福祉士の資格をお持ちで、心強い方に来て頂いたと思っています。次に、いつもの通りお1人ずつ最近の様子を話していただきました。

〇長い期間家でリモートワークをしておられる息子さんのお母様は直接的に社会との繋がりがないと悩んでおられます。しかし、最近たまたま息子さんとお隣の方が1時間余り立ち話をしたことを機に、息子さんの様子が上向きになったと話されました。話をした直後は、家で1時間近くも向こうから話しかけられた事に不満を口にしていたそうですが、幼少のころからの事を知っている隣人なので、話の内容として・・・「野球をしている時カッコ良かったよ」等言って下さったそうです。

その後息子さんは 今朝はいつになくカラフルな服装で「外カフェで仕事をするから夕食は要らない」と出かけられたそうです。‟気にかけていてくれた”と、何らかの気づきがあったのではとKさんより助言を得ました。親も今まで隣人とのお付き合いは、最低限のレベルでしていたが、これからは少し前向きに接していこうとおっしゃっていました。今朝の息子さんの様子について話しをされるお母様のお顔が輝いて見えました。

〇8月号にも掲載されましたが、今月も親が子の意見を聞かずについ先回りしてしまう行動についての話題が出ました。私も子の為と思い何度も先回りしていた事がありました。この行為は、子の成長の芽を摘む事に繋がるかもしれませんね。

そんな中、最近お酒作りの杜氏の方の講演会を聞く機会がありました。心に残ったのは、酒作りの伝統的な理念として「自分が作っているなんて思ったらいかん、自分らは酒になっていくのを手伝っているだけ」という言葉でした。このような心持ちで子と接するのもいいのではと感じました。

〇Kさんより 『発達障がい者や、他の障がい者でも面談をする機会があった時、本人のその時点での現状で向き合っているが、本人はそこに来るまでに私たちが想像を絶する努力をしてその位置にいる。その事をわかってあげなければ」と言われました。なるほど、私を含め親の中には、その努力を高く評価することなく、それくらいできて当たり前と思っていた事も否めないのでは、とハットさせられた事でした。 (S.A)


★福岡の集い 9月 14日 (水)14:10~16:00(あすみん ) 参加者8名 (女性5、男性3)

講演会「生活困窮者自立支援制度について」

せっかくの講演会に準備を怠り、思いのほか参加者が少なかったのは残念でした。出前講座として中身の濃いお話だったと思います。親亡き後の残された子の現実を想像しました。今回以下のアンケート結果は出前講座主催の市の担当課からご提供いただきました。(Y・F)

・支援につながるように、いろいろな所からでも、本人が相談に行けるように提案できる親子関係が大切と思った。安心できる話に感謝する。

・事例はひきこもりと関連して分かり易かったが、制度のことは分かりにくかった。

・今回のようなざっくばらんな場をまた設けてほしい。

・知らなかったことを知ることができた。

・質問事項 「支援を受けた後、解決しなかった場合、本人の申し出がない時は、それで終了なのか。市からの働きかけはないのか」

市からの答えとしてあとから返答がありました。「生活自立支援センターから、解決に向けて、できる限りの支援(関係機関へのつなぎ)や助言をします」


★東部の集い 9月25日 (金)14:00~16:00 (えーるピア久留米) 参加者6名 (女性6)

〇先日福岡支部で開催された講演会「生活困窮者自立支援制度について」に出席されなかった方々のために、資料に基づき、少し説明しました。

〇初めての参加者で、当会に支援者希望の方が自己紹介を兼ねてひきこもり問題についてのお考えを聞かせていただきました。

〇会員ではないけれどこれまで幾度かご参加いただいたお父さまは、息子さんが自分の留守中に一人暮らしをするようになったことをお話になりました。また周りにはひきこもりの人がいる気配だけれど、問題意識がないのかなというふうに見える、というお話もありました。

〇発達障がいと引きこもり問題の線引きは必要なのだろうかとか、来月開催の「抱樸館の取り組み」を少し紹介しました。どんなお話をして下さるのか楽しみに、ぜひ皆さんの参加をお願いしました。

〇一人暮らしをしている息子さんの表情が最近明るくなり、母親への対応もやさしくなってきたというお話もありました。

〇こんなお話をしながら、親の会が役に立っている実感を持ちました。(S・Y)


★久留米の集い 9月25日 (金)14:00~16:00 (えーるピア久留米) 参加者6名 (女性6)

〇夏が終わりと思いきや今日は夏の名残とも思える暑さでした。

〇久しぶりMさんのスズメの話に聞き入りました。拾ってきた子スズメを16年間お世話をしてきた息子さんが、2羽目のスズメのお世話しているとのこと。やっと探した動物病院で診てもらい薬を処方してもらったが無料だったそうです。スズメなんて小さな鳥のお世話をするMさんと息子さんの神業に驚きます。しかし日頃息子さんとは余り会話はないということですが、心がどこでつながっているんだろうと思います。まるで童話の世界です。

〇心がつながると言えば、ひきこもり支援に変化が起きているとのこと。就労にこだわらず、自律を大事にするということ。北九州市と福岡市にある「抱樸館」が家を失った人たちに住むところを提供し、今後の生活に必要な支援を共に考えていく施設を運営しているお話。10月に講演会があるそうですが聞きたいです。

〇もう一つの話題は家庭における兄弟姉妹の関係についてでした。当事者と兄弟との関係は微妙な問題です。ある方は妹さんを「貴女は自身の人生があるんだから」と家を出しているということでした。しかしお金は返済を約束しているとのこと。何となく流れに任せている私は、“えらいな”と思わず口走ってしまいました。皆さんも頷いていました。

〇「そろそろ温泉の季節ね、どこかへ行きたいな」で最後を締めくくりました。(H・S)

↑楠の会ホームページトップへ