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楠の会だよりNo.221号(2020年11月)記事より

落ち葉の色の、きれいな明るさ。
木の葉は自分のいちばんうつくしい色をみつけて、落ち葉になるんだ。
                    (長田 弘詩集 より)


筑後市の不登校・ひきこもり家族会「サルビアの会」から、当会に毎月通信が送られてきています。
その10月号に坂本治郎さんの話が載っています。
彼は世界65か国を放浪し、日本社会はおかしいと気づいたと言います。
旅の間に「どう生きるのが楽しいんだろう」と考え、誰とどう生きるかが大事だと、今八女市黒木町の限界集落に住み、ゲストハウスを運営しておられます。
お話し全部がイイネの連続ですが、特に目についたのが、「日本は豊かなのに不幸な人が多い。 学校教育は8,9割の人には必要なシステムだが、はみだした人、生きづらい人には別の道が社会的に用意できるのが大事。 今はいろんな生き方があって、シェアし合って自分に合ったコミュニテイを見つけやすい時代」と思わず耳を傾けたくなる提言があります。
サルビアの会通信を読んでみたい方はご連絡下さい。

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< お知らせ >

オンライン講演会
(YouTube 配信) 視聴料/無料 

テーマ
これからのひきこもり支援の方向を模索する
~ひきこもりの中高年齢化および最近の事件を視野に入れて~
  日本福祉大学・なでしこの会・知多市社会福祉協議会合同企画講演会
 視聴期間
   2020年 12/5(土)0:00 ~12/12(土)24:00
 申込期間
   2020年11/23(月‣祝)まで

プログラム
1.ひきこもり支援の難しさ
   -当事者理解と支援のゴールとは-
  長谷川俊雄 氏 (白梅学園大学子ども学部教授)
2.ままならなさと共に生きる
   -当事者にとって「ひきこもり」と はどういう経験なのか-
  石川良子 氏 (松山大学人文学部教授)
3.知多市社会福祉協議会からの実践報告
   河村康英 氏 (愛知県知多市社会福祉協議会)

主催者(事務局)
 開催事務局:日本福祉大学心理臨床研究センター
  住所:名古屋市中区千代田5丁目22番35号
   メール:shinri-ouza@ml.n-fukushi.ac.jp
申込先
 メール :下記グーグルフォームで申し込みます
     https://forms.gle/6ghG9hyJkapvjkzj7
(必須項目)住所、氏名、電話番号、メールアドレス
(任意)  所属

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<投稿> 
 “行きつ戻りつ” を繰り返しています 

息子がひきこもってからの約2年間、私はありとあらゆる講座や家族会に参加して、もう 行き尽くした感が有りました。
息子を変えることはできない。
私自身もまた変えることは出来ない。
息子のありのままを肯定することが、どうしても出来ずに、モヤモヤして、もう「ひきこもり」の言葉から離れたくなりました。
「自分自身が楽しくなることをしよう」と短大時代にやっていたマンドリンがあるので、2年前、とあるマンドリン合奏団に入団しました。
「自分への労り」、それだけに集中しました。
新しい仲間に出会うのは、ワクワクしますが、家族の事を聞かれたらどうしようと不安でもあります。
でも、楽器は良いです。
喋りたくない時は、自主練していれば、誰も話しかけて来ませんから。
昨年秋は定演にも参加でき、良い趣味が持てたなぁと実感しました。
また今年も頑張ろうと思っていた矢先、コロナ禍で、練習は、無くなりました。
でも楽器は良いです。
家で練習する時、他のことは考えませんから。
自分の世界に入って行けます。
一方、私は今年卒寿の両親の実家まで片道50分の往復を週4日しています。
両親は、もう家事全般、出来なくなりました。
デイサービスとヘルパーさんと私と主人で、自宅生活を維持しています。
両親と関わる中で、私が同居していた頃の両親とのコミュニケーションの味気無さが思い出されて、とても辛くなります。
「私の子どもには、こんな言い方は、絶対にしないでおこう」と思っていたのに、染み付いた悪癖は、ついつい自分の子どもたちにも出てしまっていたと気付きました。
コロナ禍で、伸び伸びになっていた「家族プログラム」(九州大学病院)。
参加できることになった時は、あまり気が進まないけど、取り敢えず行ってみようかという、消極的な気持ちでした。
プログラムの中で印象に残ったところは「傾聴演習」「シナリオを使った練習」「コミュニケーションは、技術である」です。
1回目と2回目には課題が出され、わざわざ参加するのだからという気持ちと、懇切丁寧に説明してくださる先生方の手前、息子との関わりから出来れば逃れたいという気持ちから私を引き戻してくれました。
諦めず、挨拶だったり、行ってきます、ただいま、そんな声かけですが、続けていきます。
「シナリオ」は、100回練習したら、スムーズに良い声かけが出来るようになるとのことです。
ほんのちょっとした語尾の言い回しで、受け取る印象が変わることが分かりました。
今、息子は自分の力で這い上がろうとしているところです。
私とのコミュニケーションは、不完全なままですが、ほんの少しだけ変わったような気がします。
私は立ち直る何か決定的なきっかけを求めていましたが、分からないままです。
行きつ戻りつを繰り返す。
そう思いながら、「ひきこもり」と付き合っていきます。
  (F・F)  

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今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。
投稿の一部を掲載しています。☞楠の会だより投稿    

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、楠の会だよりNo.220号をご利用ください。

★ 宗像の集い 10月 21日(メイトム宗像) 参加者 7名 (女性5、 男性2 )

①みんなでひきこもりラジオ 9月22日18時5分からの45分間を聴きました。
次回のひきこもりラジオ放送は、ラジオ第一放送 11月23日18:05~です。
②話し合い
・ひきこもりラジオで話題になっていた食事について今日参加のみんなに聞きました。家族と一緒に食べる人、一人で食べる人それぞれがおおむねお母さんが用意した食事を食べているようです。
・すごい台風が来るということで、高いところの風対策をするときに、当事者が積極的に手伝ってくれて助かった話がありました。ひきこもりながらも家族で支え合っていると実感しました。
・物置の屋根が壊れたということで、一人で修理をしようとしたが手に負えないために、当事者に声を掛けたら快く手伝ってくれたのですぐに終わった。外に出て力仕事をしたせいか、本人は体調がよくなったとのこと。今後積極的に声を掛けてみようと感じられたそうです。
③当事者のたまり場として、月に1回、メイトムの会議室を確保します。
誰でも来てください。
お母さん、お父さんが当事者の会の様子を見るために見学参加されることも大歓迎です。
・次回の当事者の会は
11月25日水曜日 13:30~16:00 メイトム宗像205号室です。
( A男 ) 

★久留米の集い 10月 23日(え~るピア) 参加者 5 名

今回は少人数で気心の知れた人達でもあり、本音のおしゃべりを楽しみました。
県のひきこもり地域支援センターサテライトオフイスが久留米にできたといいます。
グリーンコープが受託しているそうですが、システムがいまいちわからない。
サテライト以外に居場所があるのか?など意見が出て、今度グリーンコープから詳しく説明に来てもらいましょうと言うことになりました。
次に筑後社会福祉協議会の親の会「サルビアの会」の通信から、黒木のゲストハウス「天空の茶屋敷」の話になり、オーナー坂本治郎さんの語られた言葉を書き留めた文章にはとてもいい言葉がたくさん出てきて、他の人にも伝えたい。
また彼はお茶収穫などのお世話もされているとのこと、詳しく聞いてみたところ、面接があり、コミュニケーション下手なひきこもりにはちょっと無理があるかも、ということ。
少し期待していたのでやはりそう甘くはないなとちょっぴり残念な気持ちです。
その他親が死んだ時本人が動けるように準備しておけば、親が死ぬまで一緒にいてもいいのではないかという考え方もある。
自立していくことが目的ではなく、バリバリではなくてもまあまあやれるんではないかというところまで来ていればよしとしていいのではないか…等々話題になりました。
今世の中が大きく変化している時で情報も多い。あるお母さんのように、自分がしたいことに集中してやっていくのもいいねーと言う声あり。
私も息子のことにクーっとなって考えていないでもっと視野を広げ、まず自分が本当に楽しくなることから始めようと思いました。(S)
※来月11月27日(金)は10月の福岡の集いに来ていただいた社会福祉法人グリーンコープの方をお招きして、筑後サテライトオフィス等ひきこもり支援についてお話しいただく予定です。ぜひご参加下さい。
※心の学習会(筑後ユースサポートにて)は11月29日(日)13:30~15:00です。
どなたでもご参加ください。(参加費500円)