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■楠の会だより投稿文の紹介■
<投稿>
「ぴあーず」(当事者の会)に参加して 臨床心理士T・T
先日東部の集いに参加した折、並行して開催されていた当事者の会「ぴあーず」に初めて参加させていただきました。途中からの短い参加でしたが、主催の方をはじめ、参加されている方々、みなさん温かく迎えてくださり嬉しく思いました。趣味の話、近況など、気負わずに話せる時間でした。
まず当事者の会が、一定の休止期間を経て再開されたこと自体が、とても意味のあることだと思います。というのは、人が自ら目的をもって新しいことをする、再び復活させる、ということ自体、大変エネルギーや勇気のいることだからです。私自身も職場で新しいグループを始める時、迷いや不安は常にあります。
だれかに頼まれて(断れずに)行動することは、もちろんあると思います。強い動機付けもなく、何となく始めることもあるでしょう。ただ、きっかけや経緯は色々あっても、自らが行動を起こすことは主体性が必要なことであり、回復へ繋がる大きな一歩にもなります。ちなみに主体性とは「自らの意志や判断で、自らが責任をもって行動すること」です。どこかハードルが高く感じられますが、実はこの主体性に大切な要素の一つが「関係性」です。人と人の繋がりが、周りの仲間と一緒に行動を起こそうとするエネルギーにもなるのです。
そして個人の回復に必要な要素の一つである居場所は、その人が否定されない安心していられる場所です。当事者会「ぴあーず」は、家族ではない大切な「仲間」に会える場所です。仲間には、共有する目標や背景を持ち、一時期離れていても、戻ってきたときに隔てなく気兼ねなく話ができる間柄、という面があります。
親子は距離感が常々難しいものです。だからこそ、ひきこもり経験のある方がつくる時間は、仲間に会える大切な場所なのだと思います。
時間の流れ、ペースはそれぞれであるように、グループにもそれぞれの流れがあります。だからこそ、外野から指示したり、目標を突きつけたり、一方的に干渉しない、あくまでも当事者の主体の尊重した関係性を大切にしたいと思いました。ただ必要な時に、いつでも声をかけてくださいね、という穏やかな繋がりはもちながら・‥‥。
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