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■楠の会だより投稿文の紹介■
<投稿Ⅱ やはり親亡き後が心配>
私は82歳、息子は50歳です。数年前、ある場所でお話をさせていただいたことがありました。それを耳にしたある支援者が、10年間もひきこもり状態でいるとは、その家族会(楠の会)自体が間違った支援をしていると言う批判を受けました。
さてこの体験発表の後の我が家の歩みはどうだったでしょうか。
長男は知り合いの農家の手伝いアルバイトを2年から3年ほどやったことがあります。慣れない仕事で手首の腱鞘炎になり両手が動かなくなり、その仕事は止めざるを得なくなりました。しかし、夏の暑い時期も、熱中症と戦いながら仕事に行くのを見ていて、随分頑張ってやったと思います。
ある時、我が家の家計状況を話したこともあります。年金だけでは貯金が減るばかりなのでシルバー人材センターに勤めてようやく収入支出がトントンになることを話しました。2台持っている車は1台にして節約することも話しました。私はバイクでシルバーに行くことにし、雨の日もカッパをきて通勤しています。
家の外回りの家事手伝い、草刈りや生垣の剪定作業を手伝ってもらい、自分も家事をやって役に立っているという達成感を感じてもらえたらと考えています。剪定作業の時、脚立に上ると周囲が良く見えて、近所の人と顔を合わせることもありますが、こんにちはとあいさつはしています。
私は、月に1回町内の家々へのポスティングをやっていますが階段のある家やアパートの階段を上って2階に行くことがありますが膝が痛くてとてもつらいので、息子に手伝ってくれるように頼みました。これは2年ほど続いています。単純な作業で面白くないだろうなとは思うが、こうしたら楽に配れるなどと提案をしてくれて積極的にポスティング作業に参加してくれているように思います。この収入は二人で折半しています。私は膝の痛みを心配しないで良いし、私一人では2日かかっていたものが1日で出来るのでとても楽になりましたので息子には感謝しています。又5時間、6時間一緒に声を掛け合って過ごしているせいか、最近はお互いの会話がとても自然な形で出来るようになったと思います。以前は何か構えてよそよそしい感じになっていたように思います。
今後の心配事は、親が亡くなった時、お金さえあれば自分で買い物も料理も出来るので何とかやってくれるとは思いますが、病気や突然の事故に見舞われた時大丈夫か心配です。そんな先のことまで考えるのは取り越し苦労といわれるかもしれません。
しかし心配です。
厚労省が作成した2025年版ひきこもり支援ハンドブックには、これまでの重点項目である自立(仕事をして自分で食べていく)から、自律(仕事に着く前に自分らしく生きていくことが出来る)へ重点項目を変えることが書かれているといいます。これを受けて行政側から手を差し伸べて下さると良いなと思ったりします。 (会員Y)
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