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楠の会だよりNo.229号(2021年7月)記事より

なぞ      金子みすゞ

なぞなぞなぁに、
たくさんあって、取れないものなぁに。
 青い海の青い水、
 それはすくえば青かない。

なぞなぞなあぁに、
なんにもなくって、とれるものなぁに。
 夏の昼の小さな風、
 それは団扇(うちわ)ですくえるよ。

 
時代は大きく変化している
   ~ひきこもり問題はどうなるのか~


近頃どこかで知っていた人たちが亡くなるニュースが入ってきます。
その一人に立花隆さん(ノンフイクション作家・評論家・4月30日死去)がいます。
時の総理大臣田中角栄の金脈問題ロッキード事件の追及、そして著書「宇宙からの帰還」で、宇宙の探求という生物の究極のテーマへの挑戦、臨死体験の研究など、研究者ではなく在野の人がする仕事としては途方もないことをされた人でした。
何よりも彼に親近感を覚えるのは享年80歳という同じ世代の人だからでしょうか。
その共通点は戦後を生きた人と言うことです。
実際に戦場に出たわけではないのですが、あの悲惨極まりない戦争の硝煙の跡を目で見てきた世代です。
彼の知的好奇心はそのルーツと体験に従って、人の死や宇宙や目に見えない世界へ向けられていたのではないかと思われます。
幼い頃防空壕に逃げた思い出を持つ世代が一番活躍していた時代は昭和年間でした。
今や昭和は昭和レトロと言い、懐かしい時代、不思議の世界と化しているようです。
そういえば近頃、戦後建てられた家が次々に壊され、そのあとにニューファミリー好みのニューマイホームが建てられるのを目にします。
その家にはおおむね畳の部屋がありません。
植栽も家の周りぐらいで、庭と言うものが見られません。その代わり、立派なカーポートに立派な車が必ずあります。
生活様式の変化もいちいち上げていてはきりがないでしょう。
いつの間にかそうなったのであって、私たち古い世代も、もうその変化に気づかないくらい新しい生活スタイルに慣れきっています。
今や戦後が消え失せたというより、新しい時代がつぼみから花開くところまで来ているのではないかと思われます。
今の人たちは、立花隆さんの時代の人のように何万冊の本を買い込み、一冊ずつ読んでいくでしょうか。
そして得た知識を体験するために現地に赴いて汗水流して実感しようとするでしょうか。
そうする人ももちろんあるでしょうが、たいていの人はインターネットで検索して、欲しい知識を収集するのではないでしょうか。
そのほうが時間も労力も軽減できて効率的です。
膨大な計算も一瞬にして正確にこなします。
結果、生活に時間的余裕も生じ、馬車馬のように働いた前世代に比べ、豊かな人生を送ることができるかもしれません。
この変化は、もしかして戦後の大変革以上に大きな変革ではないかとも思っています。
わからないので、なおのこと想像ですらできませんが、そんな気がしています。この変化は、今回、私もスマホを持って操作を習って思ったことのひとつでした。
このようなITの急速な発達普及は生身の人間社会の在り方を大きく変えていくでしょう。
今、社会にどのような変化が起こっているのか、とても関心を持っています。
日本の戦後に生じた<社会的不適応>が育ち盛りの子を襲った「ひきこもり」問題は今後もまだ続くのか、或いは・・・。
8050問題の渦中にいる世代の人たちがそうですが、IT社会の未来を見届けることができない世代も多くなりました。
ともかくも立花隆さんが言い残されたように、死を意識して大切に時間を使って生きること、先人の知恵を学び、受け継ぎ、後に伝えていくことが今生きている者の役目ではないかと思う近頃です。(会報担当 Y)
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お知らせ        
 久留米の集い日程変更
 7月23日は祝日でえーるピア休館のため
 7月16日開催とします
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<投稿> 
我が家の歩み~「実家に帰っていいと?」

 
最近会員になりましたが、皆様がいらっしゃると思うと心強いです。
私の心身の状態が思わしくないことが多く、集まりにあまり出られないこともあって、我が家の近況について、少しお話してみようと思います。よろしくお願いいたします。
息子(20代)は5月にNクリニックに通い始めました。
最初だけ母親も息子の希望で同席を認められました。
今のところ薬は処方されず、カウンセリングと先生の診療(先生がご自分で作ったメモ用紙を渡される)で、以前に比べて昼夜逆転は改善されてきました。
病院のことは家族以外に話のできるところをとして息子には以前から話していたのですが、今回息子と同席して知ったのですが、お金のこととかを心配していたようです。
あと、関東での仕事の時の上司のパワハラとかも初めて知りました。
仕事を辞めた後、音信不通になり、父親が車で神奈川まで迎えに行き、連れて帰りました。
その時の息子の一言が「実家に帰っていいと?」でした。
我が家の問題はほかに同居の姑(88歳)の認知機能の低下が突然始まり、息子のほうに祖母の状態と、祖母のことでバタバタするけれど、あなたのことは考えている。病院は最後の手段と考えて、というメールを送りました。
その後夫のほうに「病院に行ってみようかなあ」といったらしく、夫は「気楽に相談するつもりで行ってごらん。
お母さんにも聞いてみて」と伝えたらしく、現在に至っています。
まだまだほんのきっかけをつかんだばかりですが、今後何かあったら皆様のご意見など伺いたいところです。
ドラマ「こもりびと」とか他にもひきこもりのドラマを見ましたが、どちらも親が死んでから立ち直りに向かう内容でしたので、私自身は少なからずショックを受けています。(O)  

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今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。
投稿の一部を掲載しています。→楠の会だより投稿    

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★久留米の集い 6月 25日 (金)(え~るピア久留米)  参加者 6 名 

6月の親の会は緊急事態宣言明けだったせいか少なくて6名でした。
おかげで新しい参加者2人の方のお話をゆっくりお聞きすることができました。
80代の男性の方は50歳代の息子さんのことで病院や役所に相談に行き、楠の会を紹介されたそうです。
これまでのお話をお聞きして、訪問看護を受けるのが今は一番いいのではと言うことに落ち着きました。
住んでいる町の相談所でも同じことを勧められているということでした。息子様は訪問者にあわないかもしれないけれどそれでいいんですねと、少し安心されたようでした。
もうお一人、お母様は子どもが不登校だったが今はうまく乗り越えられ、同じ不登校で悩んでいるお母さん方の力になりたいと不登校の会を開いておられるそうです。
もっといろいろ勉強したいと、いろんなところに出かけて行かれ、楠の会にも参加されました。
ゆくゆくは障害を持つ人達の力になりたいということです。
蒸し暑い中、一陣の新鮮な風を吹き込んでいただきました。(O)


★福岡の集い 6月 25日(金) (あすみん) 参加者 6 名 

四戸先生をお迎えして「ネットを活用した面談と自助グループ活動」という講演会でした。
少し遅れて会場に到着された先生のお話では、交通渋滞もあり、人出が増えている感じがする、でした。
人は緊張し続けることができないものなのですね。
ちょっとだけと思いながら、隙あらば息抜きをしてしまっているんでしょう。
そんな中6人の方が参加されました。
今回は先生の講演会ではなく、初めから終わりまでスマホという新しいIT機器を使う講習会になりました。
先生はまず今テレビを買う人が少なくなった、と話されました。
一家でテレビを見る家族像はなくなり、それぞれが自分のスマホで自分の見たいもの、したいことをやる、という時代らしいです。
そういえば私も息子の家に行ってそのことに気が付きました。
私たちが家庭を持った時は、ニュースや天気予報や子ども番組を一緒に見ていたのに、これで済むのかと浦島太郎のようでした。
ということと、このところ運営委員会が会場が使えなくて、2回ばかりズームでやっています。
これはこれで動く時間も労力も削減できて、楽と言えば楽ですね。
ということで今日は真剣にスマホの使い方を勉強しようと覚悟を決めてきました。
しかし根っからの機械音痴には言われている言葉がわからない、そう英語ばかり、みんなよくすらすらと英語を理解しているなーと感心しました。
時間いっぱいで先生も悪戦苦闘されながら楠の会のお友達グループ<福岡楠の会20210625>が結成されました。
6人の皆さんはイラストを入れての自己紹介など、すごい技量を持つ方が数人おられました。
またラインを使うと電話料金がかからないと言うことを教えてもらったと喜んでいる方もありました。
何かしらみんなでゲームやったような遊びの一日でした。
先生、物分かりの悪い生徒を相手にお疲れ様でございました。
参加者のお声をご紹介します。

・初めての参加でしたが、四戸先生や皆様のおかげで苦手なスマホがチョッと身近になりました。
・今日はとっても勉強になりました。四戸先生と企画していただいた皆さんに感謝です。
・こんなふうに、皆さんと繋がり、楽しみです。四戸先生ありがとうございました。ハラハラドキドキですが、頑張ります。  


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