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楠の会だよりNo.205号(2019年7月)記事より

事件のあとに思うこと

このところ世間を騒がせる大きな犯罪が数件立て続けに起こりました。
それら事件の根っこに社会とのつながりが薄いか、全く失っているひきこもりだったことで、私たちも心穏やかではありませんでした。
考えてみれば、この1年間、特に8050問題がマスコミに取り上げられ、やっと長期化高齢化したひきこもり問題に世間が注目してきたのかと歓迎するところもあった矢先、このような事件が次々に起こったことは、予想しなかった広報活動の裏の部分だったように思われます。
これまで人目に立たず過ごしてきた人たちにも、世間の騒がしさが耳に入って刺激になったのではないかと、そして情報不足から連鎖反応的に次々に不幸な事件が起こったのではないか、という指摘を目にしました。
起こってしまった後になっての反省ですが、やはりマスコミの事件の扱い方に苦言を呈したいところがあります。
親の死体と生きるとか、ごみ屋敷とか、殺人事件とかおどろおどろしい場面を目立たせるのではなく、生きていく上の挫折として誰でも起こりうることであり、そのような挫折からの救済を支援する方策は志ある人々や、国も、様々な形で準備していることを、せめて報道の最後に付け加えるべきではなかったかと思います。
今福岡県内でひきこもりに関する相談を受け付けている機関団体を収集しているものとして、福岡県ひきこもり支援センター発行のガイドブックがあります。
<福岡県ひきこもり支援等関係団体ガイドブック(第4版 平成31年3月)>
次のように分類されて紹介されています。
①福岡県内、福岡市、北九州市のひきこもり地域支援センター
②県市の精神保健福祉センター
③保健福祉環境事務所、保健所
④公的機関若者支援 
⑤民間ひきこもり支援団体
⑥県内社会福祉協議会
⑦大学臨床心理センター
⑧親の会
⑨発達障害者支援センター
⑩就労支援(公的機関)
⑪障害者就業・生活支援センター
⑫教育関係
⑬生活困窮者自立相談支援機関
お問い合わせは福岡県ひきこもり地域支援センターへお願いします。(092⁻582-7530)
当冊子は福岡「楠の会」も配布していただいていますので、支部会に持っていきます。
※なお福岡市精神保健福祉センターでも、今年度独自の支援ガイドブック作成を予定されています。



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<7月の催し物案内>

講演会「子のひきこもり長期化に悩む親たちへ」


日時 : 7月12日(金)14:00~16:30
場所 :あすみん(福岡市中央区今泉1-19-22
     天神クラス4階ボランテイア交流センター)
講師 :山田孝明氏(「親の死体と生きる若者たち」著者
            「市民の会エスポワール」主宰)
参加費 :一般 500円  会員 無料 
     定員:50名(先着順 予約不要)
     一般(会員外)の方も大歓迎です。  
お問合せ:福岡「楠の会」へ  080⁻6475-3216
    Eメールfukuokakusunokai723kan@Gmail.com

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なんでも相談窓口として障がい者基幹相談支援センター

先日福岡市ひきこもり成年地域支援センター「よかよかルーム」主催のネットワーク会議に出席しました。
今回のメインテーマは「ひきこもり支援連携の具体例」でしたが、従来の支援機関団体のほかに福岡市内各区の「障がい者基幹相談支援センター」の参加が目につきました。
これは2年前に創設されましたが、障害者以外ではあまり知られていないのではないかと思います。
各区で1か所ではなく3か所くらいあります。
役割は「お困りごとまるごとなんでも相談」の窓口と言う感じです。
今様々な支援期間の連携が重要視されています。
悪く言えば「たらいまわし」になりかねないことですが、一つの方法ではうまくいかない場合、他の団体機関を選ぶことができれば、利用者も効果がある方法を見つけやすくなります。
公的機関のへの苦情をよく聞きますが、せっかく予算をつけて整備されているものですから、利用者が自分たちに真に役に立つように要望を出し、利用者と機関と双方でより役に立つものに変えていくことも可能です。
例えばかなり不満がでているのは、障害者でなくては利用できないと言う点、あるいは障害者と言う言葉に対する違和感です。何か考えられることはないでしょうか。

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今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。☞楠の会だより投稿      

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者の独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★ 筑紫野の集い 6月12日(水)14:00~16:00 (カミーリヤ)参加者8名

「昨今の事件に接して、家でじっとしておれない」と以前引きこもり支援をされていたという方の参加があり、また、当事者の方も来られました。
まず、立て続けに起きた事件について話し合いました。このたびの事件は、他人事とは思えず心が痛む、テレビを見るのがイヤになった、平静ではいられなかったという感想が次々に出されました。
ひきこもりも人それぞれなので、どう対処すればよいのかわからないが、親の会等に参加して、経験を話したり聞いたり、情報を共有したりして、家庭や職場でもない第三の場所と関わりながらやっていくことが必要ではないか。
息子を手にかけた父親はもっと外の世界に相談するなどの目を向けるべきだった等、このような会合に参加する意義を感じながらの、意見交換でした。
また、いずれも追い込まれてのこと、追い込まないように気をつけなければ。支援は難しい。中途半端な親切・支援は却って不満や恨みをかう。
支援という言葉自身、上から目線である。ボランティアも仲良くなり支援につながることは本当の意味で受け入れられる、という考えも出されました。
筑紫野市で予定されている講演会(11月)に、楠の会から講師として来てほしいとの要請を受けていたことから、その内容について話し合いました。
「8050問題」が注目を集めている昨今、会として話すべきこと・伝えるべきことは何かを皆でまとめてみようと、各自の考えをカードに書き出してみました。その整理とまとめは、次回に続ける予定です。
最後に、各参加メンバーの、当事者をふくめた近況を報告し合いました。    

★ 宗像の集い  6月19日 (水) 13:30~16:00  (メイトム宗像) 参加者7名 (女性4、男性3)

① クローズアップ現代+ 毒親 25分鑑賞
出演者:東ちづる(女優・タレント)、 岡田尊司(精神科医) 、武田真一 (キャスター)
毒親とは:毒になる親(どくになるおや、英: toxic parents)は、毒親(どくおや)と略し、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親、子どもが厄介と感じるような親を指す俗的概念である。
1989年にスーザン・フォワード(英: Susan Forward)が作った言葉である。学術用語ではない。
②  話し合い
・「毒は少量だと薬だけど、過ぎると毒になる。親の愛情も過ぎてしまうと、本人を縛ったり主体性を侵し、毒として作用してしまう」、「愛情が少なすぎてもネグレクト(育児放棄)の状態に陥る」という言葉が耳に残った。
・岡田先生は、毒親にならないためには、親は、子どもの「安全基地」になることだという。
それには「子どもの安全を脅かさない」「ほどよい世話をする」「子どもたちの思いをくんで共感性を大切にする」ことだと言う。
・新しい人が見えました。どこに行けば良いか分からずにいたところ、友人が楠の会のホームページを探してくれたのでやっとここに来ましたと言われました。
③  宗像若者の会のたまり場として、月に1回、メイトムの会議室を確保します。誰でも来てください。
・6月は2名(+親たち2名)の参加でした。若者はゲームをしたり、音楽の話で過ごしています。
・次回の若者の集いは7月24日水曜日 13:30~16:00 メイトム宗像203号室です。
④ 親の集い次回は、7月17日(水)13時30分~、メイトム宗像203号室
逆転人生「ヤクザから牧師へ 壮絶な転身 人生はやり直せる」50分を予定
人生につまずいた人の再出発を支える牧師・鈴木啓之さんが主人公。
かつては暴力団員で名うての博打うち。多額の借金を背負い、死の淵まで追い詰められる。
しかし裏切り続けた妻に救われ、生き方を180度変えた。今度は自分がより所のない人の支えになりたい。
 
10月宗像の集い予告  10月16日 メイトム宗像203号室 13;30~16:00
福祉の専門職の方にお越し頂き、私たちにとっての生活の支え「生活困窮者相談支援、生活保護の知識」をお話し頂く予定です。
こんなことが聞きたいというご希望があれば、宗像の集いの担当者にあらかじめお伝えいただければありがたく思います。
(足の便が悪くて済みませんが)どこからでも宗像にお越しください。(A男)   

★ 久留米の集い 6月28日(金)13:30~16:30 (エールピア)参加者10名(女性5、男性5)

今回は新しい方がお二人と久しぶりの方がお一人お見えになりました。
新しい方は親ではなく姉妹の方で、妹さんのことを心配していると言うことでした。
もう一人の方は息子さんの話をされました。あるお父様は子どものしたいこと、やりたいことを、あちこちの講演会に行って何かヒントを見つけて、息子さんのためになることを探していますと言うお話をされました。
久留米の若者の会「一歩の会」に参加している方は、親は親の人生を楽しんでほしい、また本人がやりたいことを見つけるお手伝いをしてほしいと言うお話をされました。
また今日は久留米市の保健所と社会福祉協議会からもお見えになり、「それぞれの家庭で個人個人違うと思いますが、生の声を聴かせていただいてよかった、勉強させていただき、今後親の皆さんと共に何か少し解決していければいいと思っています。
久留米の会がある時は今後も参加させてください」と言っていただきました。
今回福岡のほうで講演会に出られて久留米はお休みされた方は、保健所社協の方々に勉強に来ていただくことがありがたい、もしできれば久留米でも気軽に相談できる窓口を作っていただけたらいいなと言い残しておられました。
考えさせられる会になったと思います。(S)