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楠の会だよりNo.268号(2024年10月)記事より

イマジン      (歌 ジョン・レノン)
      
想像してみて 天国も地獄もない事を
あるのは遠くまで広がる空があるだけ
想像してみて 国もなければ宗教もない事を
殺すことも殺されることもない
Imagine there's no Heaven  It's easy if you try
No Hell below us Above us only sky
Imagine there's no countries It isn't hard to do
Nothing to kill or die for And no religion, too
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
君は僕を空想家だと言うけれど
いつか君が協力してくれれば
世界は一つになるんだよ
You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one


WE HAVE A DREAM!
飛躍的に進歩する情報環境も猛暑や大雨、そして海外では戦争が留まるところを知りません。
そんな中一人の快男児の活躍が唯一の明るいニュースと言ってよいのかもしれません。
彼、大谷翔平が高校を卒業した時、「大リーグに行って二刀流をやってみたい」と言って専門家たちの冷笑を浴びた時がありました。
「何夢みたいなことを」「漫画の主人公じゃあるまいし」・・・・。
今彼が掲げる目標にそんなコメントを上げる人は殆どいないのではないでしょうか。勿論現状に上り詰めるまでの彼の努力は常人の想像をはるかに超えたものであることは間違いないでしょうが、それでも常に野球少年の心を持ち続けた事は誰もが理解できると思います。
私たちの青春時代に熱狂的に誰もが口にしたジョン・レノンの歌「イマジン」があります。(上記)
途中をかなり端折りましたが、この歌のように、夢を持たなければ現実を変える事は出来ないのです。
ひきこもりの現実だけに目を向けるのではなく、子どもたちの夢を想像してみませんか。
私はこう想像してみました。

・心落ち着く場所で暮らしたい。
・たまに人と接して話も聞きたいし、自分の心の内を語ってみたい。
・何か熱中できるものが欲しい。探してみたい。そして何かに没頭して人に感謝されたい。
・そして少しお金を稼ぎ自分の力で生活したい。
・少ししか話が出来なくても、誰かと心がつながっていたい。

実現させる夢を見ましょう。
国も県も市町村も福祉課はひきこもりを助けたいと思っています。
日本中、空き家は山ほどあり、自治体はその管理処分に頭を悩ましています。
生活保護費が、ギャンブルに多く使われ、詐欺師の稼ぎにもなっています。
福祉課と空き家対策課と生活保護課に提案してひきこもりコミュニティを計画してみませんか。
もしかしたら三方一両得になるかもしれません。
日本の伝統工芸が危機に瀕しています。後継者がいないのです。伝統技術を受け継ぎたい当事者もいると思います。
当事者は生きづらさを抱えてはいても、真面目です。コツコツと仕事をする才能を秘めています。継承してくれるかもしれません。後継者を求める職人さんたちや技術者たちと当事者を合わせる場を設けませんか。
いいえ、大手企業でもそういう求人はあるのですよ。ただ接触機会がないのです。
行政の超スローな歩みではとても待ってはいられません。民間のリクルートも視野に入れましょう。
国が、県が、自治体が、何もしないからと指を咥えていてどうなるでしょうか。
イマジンではないけれど、“僕が空想家だとあなた方は言うけれど 君が協力してくれれば引きこもっている我が子は起ち上るんだよ”。
どうでしょうか、夢物語にしますか。(H・K)


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今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。
投稿の一部を掲載しています。→楠の会だより投稿    

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★筑紫野の集い  9月11日(水)13:30~15:30(筑紫野市生涯学習センター) 参加者7名(女性6、男性1)

〇 いつものように近況報告 。「我が家は変わりありません。」という発言の一方で、家の中で過ごしている当事者の親御さん達は、社会とつながってほしいと願われています。現在、当事者の調子が悪いというご家庭もありましたが、その親御さんは、「それでも以前に比べて、当事者が自分の苦しい思いを話せるようになった。何かをしようとしてぶつかって苦しんでいる状態だから、それは生きる意志をもっているという事。そのように考えられるようになったのも、色々な所に相談に行ったおかげです。」と話されました。苦しい思いをしている子供をみる親も苦しいですが、その中から希望を見つける考え方をされていました。

〇 皆さんのお話を聞いて、当事者さん達はどこかに行ったり、何かを作ったり等と自分なりに考えて動かれているなと感じました。

〇 以下に、印象に残った発言を紹介します。
別の親御さんは、当事者の兄弟姉妹から「今の状態は当事者も考えてやっていることだから、そっと見守ったほうが良いと思う。」と言われ、ショックでしたと言われました。一緒に心配してくれる人がいるのは心強いですが、当事者に対する思いが違っていたのですね。
かたや何とか昔のように元気になることを願っている人、かたや今の当事者をそのまま認めている人。

〇「子供が興味をもってやっていることに自分が寄り添えない、そんなことをするより働いてほしい。」と話される方に、山下清やバンクシーの例を出し、「最初は注目されなかった作品が他の人の目で注目されることもある。この子達に一般的な人の歩む道を要求しないほうが良いのでは。」と話される方もいました。

〇 このような皆さんの話を聞いて、ある方は、今まで子供に遠慮して言わないこともあったが、機嫌が良い時に言いたいことをサラッと言うようにしたいと思ったと話されました。

〇 来年2月の作品展示交流会に出品するお子さんの作品をお母さんが持ってこられていました。早速取り組んでいただいてうれしいです。私は紙粘土は扱ったことが無いので、制作の苦労話を聞きたいと思いました。 (K.M)

*10月の集いは時間変更となっています。14:30~16:30  (学習室4)

★有明の集い 9月14日(土)13:30~15:00 ( ひとびと談話室) 参加者5名 (男性2、女性3)

〇 最近は息子と話す時間がほとんどない。その中でも、食事の準備をしておくと、朝、昼が同時の昼食をとっている。後片付けはきちんとしてくれている。畑作業があるとき、重いものを運んだりするときは、手伝いをしてくれる。あと片付けの手伝いにも感謝したい。それだけでもいいと思う。今は、親族への関わり合いへの対応などに追われている。

〇 今は息子との大きなトラブルはない。むしろ、夫とのやり取りに心を痛めていることが多くなっている。などについての現状報告を頂く。しかし、話が進むにつれて、その表情も明るくほほ笑みさえ窺える。等々それぞれの現況報告を頂く。

〇 やっぱり思っていたことを思いっきり話してしまうと気もちが軽くなりますね、と終わり際に嬉しい言葉を頂く。ケーキとカフェタイムを共有出来た事へ感謝。また、隔 月から毎月での開催も提案頂く。今後の課題の一つとする。以上報告いたします。( G・M )

★久留米の集い 9月27日金)14 : 00~16 : 00  (えーるピア久留米) 参加者6名( 女性5、男性 1 )

〇 新しい方が参加されました。子どもや孫のためにいいことだったらどこへでも移住してこられた行動的な方でした。お孫さんが学校には行かず、釣りが大好きで釣りができるところに移住もされるとか。でもきちんと支援にはつながっておられ、この方面のことをよく勉強もされている様子、すごいと思いました。
発達障がいの話が出ましたが、私たちの頃は大人数の中でいろんな人に接したけれど今は家族以外にはお付き合いもないから、人とのお付き合いが苦手な、発達障がいと言われる子どもが多いようだとの意見も。
親が何時までも元気でいるわけではないが、娘にはこれからどうするのという手紙を書きたいと言うことでしたが、私もいつか息子にきちんと手紙を書きたいと思っています。

〇 5,6か月ぶりに来られたお父さん、息子の状態は初めて参加した3年前と同じで顔をまともに見たことがないけれど、家にいると誰とも会話することがないのでここでおしゃべりできるのが嬉しいと笑顔。

〇 お兄さんのことでお嬢様が支援の窓口に相談に行かれたとか。お母さまはそれよりも結婚を考えてくれた方がいいのにと。私も同じ思いです。

〇 あと、久留米市の支援機関である社協さんをお呼びして話し合いをしようと言うことで終わりました。(K・M)


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