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楠の会だよりNo.193号(2018年7月)記事より

春すぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山 (持統天皇 万葉集 )

慌ただしい毎日の中にも季節は巡り、暑い夏もまじかですが、皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか。
今月は最初に会主催のフォーラムのご案内、次に昨年の県議会傍聴に行ったとき提案されたひきこもり案件で、小川県知事が約束されていたひきこもりのセイフティネットである生活困窮者自立支援事業に中間就労支援事業を実施することになったニュース、3つ目にNHKウエブサイトが新しく「ひきこもりクライシス」を開設しましたので、その一部をネットより抜粋してご紹介します。詳細はぜひインターネットで検索してください。

1. フォーラム「わが子を社会につなごう」7月16日(月・祝)へぜひ!

最近メデイアで騒がれている犯罪事件が意外にひきこもり問題と通底していることにハッとさせられます。
戦後わき目も降らず邁進してきた親たちの社会にどのような問題が潜んでいたのか、今後わが子にこれからどのような支援が必要か、利用できる社会資源はどんなものがあるかをご一緒に考えませんか。
フォーラム第1回目は福岡市周辺で利用できる公私の支援機関・団体から3か所程を選び、担当者には若年層から年齢の高い人まで、様々な社会参加の実情を紹介していただきます。
当事者と家族は皆違った現実に直面していますが、支援者や仲間たちと共に、わが子を社会につなげていく道筋を模索していきましょう。

【ご紹介団体】
◇ 福岡市ひきこもり成年地域支援センター 「よかよかルーム 」
◇ 福岡若者サポートステーション
◇ 就労移行支援事業所「キャリアチャレンジカレッジ博多」

時間:14:00~16:50
会場:あすみん (福岡市ボランテイア交流センター 福岡市中央区今泉1-19-22天神クラス4階
定員:70名 参加費:無料
申し込み:電話またはショートメール、E-mailにて 福岡 「楠の会」まで。  
Tel ①080-6475-3216 ②090-8222-7403 
E-mail:fukuokakusunokai723kan@gmail.com

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<7月の催し物案内>
●福岡「楠の会」主催 フォーラム 1
「わが子を社会につなごう」  

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2.福岡県も「生活困窮者自立支援事業」にて就労準備支援を始めます!  


6月県議会の質問で、知事より、ひきこもりの中間的就労について研究すると知事より答弁がありましたが、具体的な取り組みが始まりました。
県における相談支援事業について、本年度から就労準備支援事業が予算化されました。
内容は、生活困窮者に対し、就労準備のための支援、具体的には日常生活自立、社会生活自立、就労自立と相談者の状況に応じて、支援を行う事業です。
対象は、生活困窮者ということですが、当然ながら、ひきこもりの方も含まれます。
今月から具体的に受け入れが開始された旨、報告がありました。
基本的には、県ひきこもり支援センターで相談を受け、就労準備が可能で希望される方については、支援されます。(以上公明党大塚県議会議員より報告)
今後私たちもこの動きに注目していきましょう。
秋に予定している第2回フォーラムで事業内容などの説明を依頼する予定です。

3.NHKウエブサイト「ひきこもりクライシス~百万人のサバイバル~」より 

「学校に行かない子どもたち」の問題として1980年代に社会問題化し、2000年代にかけて大きくクローズアップされた「ひきこもり」。
いま、新しい局面を迎えている。長期化・高齢化が深刻化しているのだ。
40代、50代のひきこもりの人が、高齢の親と、経済的、精神的に追い詰められ、孤立死する事態も起きている。
一方、ひきこもりの当事者や経験者らが、みずから声を上げ、社会に向けて積極的に発信する動きも、目立つようになっている。
超高齢社会に入った日本の「ひきこもり問題」、家族のありようを見つめ直す。(サイトは随時更新)

高齢化するひきこもり
国の推計では54万人とされるひきこもりの数。
実はこれは39歳以下の人数で40歳以上の実態はよくわかっていない。
しかし全国のいくつかの自治体が同時に行った調査から推計すると40歳以上のひきこもりは100万人近くいるのではないかという見方もある(潜在群も含む)。
高齢化したひきこもりの子どもがさらに高齢の親と共に経済的社会的に孤立を深めている問題は親と子の年齢から「8050」問題とも呼ばれ、深刻化している。

新しい生き方の模索
100万人に上るとも言われるひきこもりの人たち、どう未来を描くことがきるのか。
実はいま、社会の「勝ち負け競争」からドロップアウトしたひきこもりたちが、「勝ち」にこだわらずに新たな「価値」を見いだし、生き抜こうとする動きが加速している。
自宅でのリモートワークでITの仕事に従事する人、生活コストの低い地方に移住して生きていくことを選択した人など。
生きづらさを抱えたまま、サバイブしようとしている当事者たちの姿を追うともに、新しい支援のあり方を探る。

当事者の思いは
14才の時に不登校になり大学は短大に進学したけれど、その後はずっとニートです。
なぜ私はこんな状態でいるのか、社会に対する不信感ではないかと思っています。
人と人との繋がりに希望を持っていない。
絶望している。
そもそも引きこもりを救うというのが、どういう意味か分からない。
就職の椅子を増やしても意味はない。
人々の間に誰かを受け入れる余裕がない。
ストレスのない相手を受け入れることしかできない。
厳しい社会の中で誰もが余裕を失くしている。
でも、もし人々の間に他人を受け入れる余裕ができたなら、たぶんきっと、全てのひきこもりがそうだとは言わないけれど、ひきこもりは勝手に世の中に出てくると思う。 (30代 男性 徳島県)

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今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ楠の会だよりNo.193号をご覧ください。
なお、2018年5月から、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。☞楠の会だより投稿      

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者の独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、楠の会だよりNo.192号をご利用ください。

★ 福岡東部の会   6月16日(土) 13:30~15:30 (コミセン和白)参加者 10名

長いことお見えにならなかった方が参加されました。
息子さんが病気になり入院されていたとのことでした。
それでやっとひきこもりから一歩ぬけだせたかもということ。
ある方は今まで話されたことがなかったことを自ら語られました。
親も子も年々年を取り、同じではないということはいいことですね。
家族の誰かの変化をきっかけに壁を乗り越えていけるチャンスになる気がします。(O)    

★ 福岡の集い  6月24日(日)14:00~ 16:50(あすみん)参加者/参加者10人

一応最初の切り口として玄田有史さんの講演会の話と、NHKTVで取り上げられたミッシングワーカー(6月2日)のことを話題提供しましたが、準備不足で話があまり進みませんでした。
ミッシングワーカーとは親の介護は自分がするしかないと退職して専念するうちに、自らの社会参加の機会を失ってひきこもり状態に陥ってしまう、失業者の数にも入らない人たち、ひとり者の男性が多いとのことですが、まさに私たちの未来を予測できる姿ではないでしょうか。
NHKオンデマンド「ミッシングワーカー」で検索してみてください。
やはり参加者の皆さんから出される話題のほうが、皆さんの関心を引きました。
新しいお父さん2人も参加。
故郷の過疎地は空き家が2軒に1軒ぐらいあるがそれを活用できないだろうかとの話もでました。
ちょうどこの日、会員であり今は息子のためにとB型事業所を開設しているお母さんが参加されていましたが、ぜひお父さん方も子どものためにこのような事業をやっていただきたいと思いました。(Y)