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楠の会だよりNo.239号(2022年5月)記事より 

行く春や 鳥啼き 魚の目は涙
              芭蕉(奥の細道)

ゴールデンウイークの中を春は駆け足で去っていこうとしています。暗い冷たい冬を過ぎ、春は笑顔の季節のように見えますが、繁茂する若葉の茂みには影があります。乱れ咲く花陰は暗く湿っています。降ってわいたかのような突然の戦争、ウクライナの人々の涙、そして春の遊覧船の沈没事故、忘れていた幼い子の失踪事件の発覚。 私たちは見えるものにだけとらわれず、その影の部分へ思いを寄せる必要があると思います。また巡ってきた春、私たちが心寄せる人たちが力強く生き抜いていけるようお祈りいたします。

2022年度(令和4年度)の始まりにあたって
        福岡楠の会代表 甲木敏光

ひきこもりに対して活発に活動されている皆さんに心から敬服いたします。
ひきこもり現象は何故かといつも考えます。
私の子育てに課題があったのか?
夫婦の中に課題があったのか?
病気でそうなったのか?
ひとり立ちがなぜ出来なかったのか?
私がスパルタの父に育てられ、次男にもスパルタで臨んだのか?
私は、仏教で言う身調べ(内観)とも言う修業をしました。
自分の思いを相手の立場の気持ちで組み込むという手法です。
母親と小学生時代、中学校時代、高校時代、青春時代、結婚時代、子育て時代、母の死去時代など分けて相手の気持ちを思うことです。
父親、祖母、長男、ひきこもりの次男、長女、そして、叔母さん、会社の社長、長兄、次兄との関わりを相手の立場で見たらどうだろうという手法です。
その結果私が今までいかに自分よがりの考えを通していたかが反省させられます。
そこで、次男をひきこもりにさせて申し訳ないと考え、滋賀県のお寺に行くから来ないかと言ったら、1ヶ月位前ならいいという返事でした。
そこで、船小屋へニ軍の野球を見に行こうと提案したら行くという返事です。
29日タイガース戦を見に行きました。寒くて風がビュービューでソフトバンクホークスは打てませんでした。
敗戦でした。言葉少ない私に対して、言葉の饒舌な次男がありました。
行ってよかったなと感じて帰ってきました。
今度は、白川源流、阿蘇の湧水へ遊びに行きたいと考えています。
佐賀の滝や小国の裏見の滝にも行きました。辛い思いをさせている恩返しです。
そして、人混みが嫌いなので、今は自然の中で元気を養ってもらいたいと考えています。

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<2022年度(令和4年度)福岡「楠の会」総会報告>
   
5月1日(日)福岡市「あすみん」にて2022年度(令和4年度)の総会が無事終了しました。
会場参加者18名、はがきにて書面で回答された方は49名(うち2名会場参加)、計65名で一応全議題が了承されました。
以下、詳細は省略しますが、楠の会だより239号にて報告しています。
(なお、2022年度の年会費は4,000円に決定しました。)

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<投稿 Ⅰ> 
< 8050問題に直面しています >


息子の状態は好転せずなすすべもなく停滞していて、何も解決できず悩む毎日です。
今「5080問題」が報じられ、その渦中の親として、こうなったのは子どもの育て方、養育方針が間違っていたのが大きな要因だと反省と後悔の気落ちでいっぱいです。
「よかよかルーム」に相談に行き指導と助言をいただいているのですが、私共夫婦の子どもの接し方がまずいのか何も変わらず、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
斎藤環先生の「中高年ひきこもり」を読み、その中で私の家族に当てはまる事柄が多くありました。
これから夫婦ともども80歳後半となり、高齢の親として息子をどこまで面倒を見れるか心配です。
私は難聴の障がいがあり、家族会や講演会に参加できず誠に残念です。
個別対応でお話していただくほか方法はありません。
これからは夫婦とも健康と気力でこの苦難を乗り越えるよう頑張って、息子に寄り添って行きたいと考えています。
とりとめのない愚痴になりましたがお許しください。(S)

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今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。
投稿の一部を掲載しています。→楠の会だより投稿    

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★筑紫野の集い  4月13日(水) (カミーリヤ) 参加者 7 名 ( 男性1、女性6 )

1か月間の報告をしました。
どちらのご家庭でも小さいながらも色々な動きがありました。
4月号会報に書かれていた山根先生の「動ける環境を作り、仕掛けて待つ」。 これは別の相談機関でも言われたことで、私も肝に銘じていることです。
夫婦で子供の家に行った(これはまさに仕掛けの一つと考えてよいのではないでしょうか)、そこでは子供との会話は無かったが子供と会った、就労に踏み出してみた、家の中で手伝いをしてくれる、以前は話さなかったが最近は色々話すようになってきた、困った時 ’助けて’ が言えた、等。当事者との様々な一歩がありました。
親御さんが勉強された結果が出てきているなと感じました。
また公的機関に相談に行って辛い対応をされたという話がでました。
それに対して「例えば、百貨店の店員さんの教育は行き届いている、最初に’よくいらっしゃいました’とねぎらいの言葉がある。 やっとの思いで相談に行かれる方もいると思います。 そのような場所でも、その人に寄り添った痛みがわかる対応をお願いしたい。」という意見に皆さんがうなずかれていました。
最初から高圧的な言葉での応対ではなく次の支援に繋がる真摯な対応をお願いできないでしょうか。
ありがたいことに、最近、ひきこもり問題には色々な相談する場所が増えてきました。
が、今の我が子に合った相談所はどこなのかが分かり辛いところがあるように思います。
「まず今はこの問題から取り組んで、それにはまずこうしましょう(ここに行きましょう、等)」と、変化する子供の状態に沿ってずっと相談できる介護保険のケア・マネージャー的な方がいると良いのにという意見もでました。
また、筑紫野の集いのあり方についての意見も出ました。
ここは自分の意見や悩みを話す場所です。
そこから動くヒントを得ることもできますが、併せて別の相談機関に行って、前に進めるアドバイスを求める事が大事だと考えます。
*お知らせ…4月から開催時間が13:30~15:30に変更になっています。  (K)

★ 福岡東部の集い  4 月15日 (金)(コミセンわじろ)参加者 8名 (男性2、女性6 )

今回もそう広くない部屋に8名の方が来てくださいました。
主な話題を上げてみますと、
医療や相談機関に問い合わせたら、あちこち紹介されたが、たらいまわしのようだったので、気持ちが撓えてしまった。親の会と連携してされているといいのにというお話をされました。
4月の会報に「何もしないで本人が動き出すまで待つ」は暴力と同じと言う言葉に動揺したと言う意見が出て、話が広がりました。
親がいろいろ働きかけてもうまくいかず現状維持が精いっぱいで疲弊しきっている親たちには厳しい言葉のように感じる。
親はどうかしたくてもできない人もいる、もっと社会が援助の方法を考えて欲しいと言う意見も出ました。
支援者への待遇ももっと考えたほうがいいと言う意見もありました。
この会で体験を語っていただいている方から、今の若い子育て中の親たちに自分の苦い体験を語ってあげたいと言う言葉があり、感動を覚えました。 (S)




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