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楠の会だよりNo.196号(2018年10月)記事より

とにかくに あなさだめなの世の中や よろこぶものあれば わぶるものあり
物いはぬ 四方(よも)のけだものすらだにも あはれなるかなや 親の子を思ふ (源 実朝)


9月16日(日)福岡の会場「あすみん」で、町田弘樹さん(48歳)の体験をお聞きする講演をしました。
急に計画しましたのでPRが行き届かず、参加者は20数名と少なめでした。
しかし控えめな町田さんから想像できない経験談にすっかり引き込まれて聞き入りました。
苦悩する本人の生の声、それに対応していく親の気持ちなどが外からの眼差しで見ることができました。
当日終了後、皆さんの感想を短い時間内で書き留めていただきましたので、その中から少しご紹介いたします。
下の10月の催し物案内の次に記載していますのでご覧ください。

なお、今回の講演を町田さんのご了解を得た上で、会員が手分けして文章に纏め、今回参加されなかった会員の皆様にお届けすることにしました。
10ページありますが、日頃当事者の声をお聞きする機会がありませんので、ぜひ時間をかけてお読みいただければ幸いです。

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<10月の催し物案内>
●福岡「楠の会」学習会&オープンカウンセリング
   テーマ 「女の現実・男の幻想」
 

日時  : 10月30日(火)14:00~16:30
場所  :あすみん(福岡市中央区今泉1-19-22
     天神クラス4階ボランテイア交流センター)
講師  :四戸智昭先生(福岡県立大学大学院)
参加費 :一般 500円  会員 無料 
     参加申し込みは不要です。
     一般(会員外)の方も大歓迎です。   ============================================== ==============================================

講演会 新しい生き方を求めて
 「ひきこもりからの脱却と苦悩」 参加者感想
 

●町田様のご自分の経験に基づいたお話しに感銘を覚えました。
とにかく深いところで親子で向き合わなければと思いました。
もう一つ、就労刺激についてのお話は参考になりました。

●息子が仕事を辞めてからの心の苦しみがどうだったか町田様のお話を聞かせていただいて少しは本人の気持ちがわかったような気がしております。

●町田さんは、自分のひきこもりの原因は気質にあり、苦しいことから逃げる回避行動にあると言われている。
その元にあるのは、他人がこの事をどう思うだろうかと気遣い、直接相手に伝えられずに悩むことにあるのだと思いました。
その結果、相手の所に顔を出すのが苦しくなり、逃げてしまう。
今ではそうならない様に、事前に自分のことを周囲に話すことにしておられる。
1000円の値打ちもないと完全自己否定の状態から、これが自分ですと自己肯定の状態へ、大変な努力家と思います。
ひきこもりに関して、お母さんは親の会で元気になり、町田さんは居場所でエネルギーを溜められたようです。
この二つの機能が必要だなと感じました。

●当事者がひきこもったことで母親が動けなくなったり、ヒステリックになったり、鬱になったりとのお話は自分にも重なる経験でした。
その時の当事者の気持ちをお聞きできてよかったです。
親が苦しめば当事者はもっとつらくなるのですね。
家での居心地はますます悪くなる。
母親が親の会に行くのは最初は帰ってきて説教されるのではないかと嫌だった。
しかし「楽しかった。肩の荷が下りた」と言って説教がなかったので親の会に対する嫌なイメージはなかったと言う話もよく分かりました。
就労は最後ではなくその後の仲間つくりが大事という話はその通りだなと思います。
遠いところからありがとうございました。

●いろんな話を聞いてすごく考えさせられました。
自分に1000円のお金を使って外食することがしんどかったと聞いてびっくりしました。
すごく丁寧に小さなところまで詳しく話してくださってよくわかりました。
自分がいかに大ざっぱに考えて相手の話の中身を解釈したり話を進めていたかを考えさせられました。
これから気を付けて話をしていこうと思いました。ありがとうございました。

●40歳・50歳の人たち専用の居場所を作る(またはその情報を与える)ことが大切だと思いました。

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今月は講演会記録全文を印刷・配布したため、投稿掲載はありません。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。今月は先月分をそのまま記載しています。
こちらの方もご利用ください。☞楠の会だより投稿      

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者の独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★ 筑紫野の集い 9月12日(水) 13:30~15:15::30 (カミーリヤ)  参加者5名


以前テレビで放映された「わけあり人の駆け込み寺」「ひきこもりルネッサンス」をDVDに入れて持ってこられていましたので、借りて帰りました。
また書物の紹介もありお借りしました。 近況の話し合いとフリートークです。
テニスの大坂なおみ選手とコーチの話しも出て彼らにはパワハラ問題等は無さそうです。
昨今スポーツ界で噴出するパワハラ問題は当事者と親との関係に似たようなところがあるのではないか。
価値観が違ってきている現在、自分達はこうやってきたのだからと同じように子供達に求めるのは、違うのではないか。
また子育てに関して---子供が小さい頃はしっかり抱いてスキンシップをとる事が大事だと思う。
そうすると大きくなって何かあっても何とかやっていけるような気がする。
兄弟喧嘩の時はその場から離れたほうが良い(けがをするような喧嘩は別)---反省を込めての意見が出ました。(K )    

★ 親父の会  第30回9月15日(土)13:30~16:30 (中央区平和3丁目市営住宅集会所) 参加者 7名


個人的な用事と当会の連日の行事で参加者がいつもの半数に減ったのが誠に残念でした。 
1.最近の話題のポイント
1) 9月16日 あすみんにて講演会「新しい生き方を求めて」元当事者で今は支援者として活動している48歳の青年が京都から来られる。
母親との葛藤、ホームレス生活、京都ライフアート主宰の山田孝明さんとの出会いを通じて現在に至る経験談を話される予定。
ぜひ参加をと勧める。

2) 9月22日「80―50問題」をテーマの講演を西区周船寺民生委員さんの集まりに依頼されている。
地域に 密着している民生営委員さん方にひきこもりへの知識を持ち、該当者の情報を得ること、その後支援に繋ぐ例などを、秋田県藤里町の社協の取り組みを紹介しながら話す予定。
会から2名参加

3) 11月10・11(土・日)KHJ全国大会IN広島「誰も孤立しない共生社会を目指して」、誰でも参加できるので皆さんもぜひと勧める。

2.父親の私が改心してどのように息子の回復に努力して来たかの中間報告
半数が新会員なので1度この際息子との関係改善への苦労のプロセスを説明するいい機会と考えた。
体験談を子の幼少期から現在まで語り、やればできるのではないか、特別の支援も受けないで苦慮しながらやってきたことを話した。
父親にとって後は短い。
今後も機会があればお話しさせていただきます。

次回31回11月17日(土)1:30~16:30 会場前回と同じ  宇都宮(092-522-2956)

★ 久留米の集い  9月28日(金)13:30~16:30 (えーるピア)  参加者6名


今日はいつもより参加者が少なかったです。
でも久しぶりにTさんがお見えになりました。
以前長く福岡の会で活動されていた方です。
今はお母さんが農業に関心を持ち、黒木町に住んでいて、息子さんが竹の子の取れる時期や冬の竹林の手入れ時など人手がいる時にお母さんと一緒に黒木町に来られるそうです。
黒木町は過疎化対策として町おこしに熱心で竹の子のオーナー制度をつくり、栽培についての研修会もあって、Tさんはそれにも参加しているとのこと。
秋のお祭りもあるそうで、今日の参加メンバーはみんな興味深々でした。
黒木町は意外に近いところなので近々みんなで見学に行くことにしました。
見学後の報告をお待ちください。(N)