お知らせ
         
        

        

        

        

        

        

楠の会だよりNo.174号(2016年12月)記事より

博多駅前広場で青と銀色のイルミネーションが輝き始め、いよいよ師走に入りました。
大きなニュースが日替わりで日本中、はたまた世界中を駆け巡り、私たちは大きな時の波に乗せられて右往左往してきましたが、ともかく無事に一年を終えたことに誰にともなく感謝いたしましょう。

「親亡き後を考える会」をやりましょう!

さて、12月10日(土)KHJ全国家族会連合会が厚生労働省の事業として「長期高年齢化したひきこもり者とその家族への効果的な支援及び長期高齢化に至るプロセス調査・研究事業」の九州ブロック研修会を福岡にて実施します。

先に発表されたひきこもり者数のデーターは39歳まででしたが、実はひきこもりという言葉がやっと使われ始めた前後の世代が今40歳、50歳になっていて、その数は不明なままです。
「相談窓口の支援体制、社会資源の充実などの背景を抽出し、長期化高年齢化の対策、予防や、問題解決に向けた提言に結び付ける」、と実施の目的が出されています。
親、子の高齢化には若い世代とは異なった困難が立ちはだかっています。親としての支援力と本人たちの社会適応力の弱さが壁になっています。
それには周りが支援をカバーするしかないでしょう。

私たちのまわりでも、親子の高年齢化による社会参加の進展がそれほど進んでいないままに経過している人が少なくありません。
もう他人事で済ませることはできませんし、国の対策を待つ前に私たち自身が自衛していくしかないと思います。
12月22日(木)の福岡の会にて、12月10日の研修会の報告を持ち寄って、学習会をしようと思っています。
ちなみに「親亡き後を考える会」として今後も様々な資料を参考に、親や支援者などの知恵を持ち寄り、具体的な対策を考えていきましょう。
仲間と話をしていくだけでも気持ちにゆとりがでてきます。
また親自身が老年期を受け入れ、ふさわしい生き方を考えるいい機会でもあります。
その覚悟の中から文殊の知恵が湧き出でてくるでしょう。40歳以上の子を持つ親御様、ぜひお集まりください。  

当事者による「ひきこもり新聞」が11月に発刊!

創刊者木村ナオヒロさんが創刊の辞をこう述べています。
「全国に100万人はいるであろう、ひきこもり当事者の声を世の中に伝えるために、ひきこもり新聞を発刊することにした。
世の中に伝えていく理由は二つある。
一つはマスメデイアがひきこもりの実像をきちんと伝えていないと感じるからだ。
テレビに映るひきこもりはことさらに問題のある人間として取り上げられている。 暴れまわり、無謀で、無気力で、努力をしない人間として。
このような報道の仕方は世間の憎悪をひきこもりに向けることになり、より一層ひきこもっている人を追いつめる。…
もう一つは、ひきこもりを支援する場合はもっと当事者の声を聴いてほしいからだ。
…ひきこもりが抱える問題は他者が強制的に解決する問題ではなく、本人の生き方や気持ちに寄り添って解決していくべき問題だ。
当事者の意思を尊重した支援が広がるように当事者の声を伝えていきたい」。

この新聞8ページのうち3ページに斎藤環先生のロングインタビューが掲載されています。
「連帯すれば一発逆転できる」というエールを送りながら。  
親の会は青年たちが社会に接触できる場所を直接提供できません。
親からせめて情報を届けてほしいと思います。
下のアクセス情報ををご覧いただき、本人たちが「自分一人ではない」と思える声を届けてくださるようにご協力をお願いいたします。(吉村記)
  ☆ 発行 全国ひきこもり当事者連合会
  ☆ 隔月1日発行(予定)
  ☆ 定価500円 当事者価格100円
  ☆ 応援価格2000円
  ☆ 三軒茶屋編集局
  ☆ TEL 070-1309-1212
  ☆ E-mail info@hikikomori-news.com
  ☆ WEB www.hikikomori-news.com

福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりから2ヵ所をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、楠の会だよりNo.174号をご利用ください。

★ 福岡の集い あすみんにて11月22日(火) (Y)

私はひきこもりの33歳の息子の親で、福岡楠の会の会員になって半年です。
これまで他の方の切実な話をじっくり聴かせてもらったり、自分の悩みや愚痴にも真剣に耳を傾けてもらってきました。
おかげで帰り道はテンションがあがり、独りじゃないような気分になります。
この間には、ビデオ学習や講演会、若者の声を聴くチャンスもありました。
こんな経験が出来るなんてラッキーです。
思い切って楠の会に行ってみて良かったと思います。
さて今回のミーティングですが、新しい方を含めて6名の参加、女性5名、男性1名です。
めいめいが自分の話題を出しながら、近況報告や気にかかっている話などをしました。
また、新しい方に寄り添うかのように、試行錯誤の経験や、やっと辿り着けた情報など、先を行く人が四苦八苦してきたからこそ得られた話もしてくれました。
皆さん優しい、親切、愛を感じます。
こんな貴重な話は、親の会に行かないと聞けない!と思うと、うかうか休めない気がします。
子どもとの関係でも、コミュニケーションの難しさで悩む話から、クラフトの境先生の話が分かりやすかったとか、はては子どもの「婚活」にまで話が及び、そこは盲点だったかもしれない、が待てよ、無理じゃない?いや、アリかも、などと笑いのうちに終わりました。(Y・M)

★ 久留米の集い 11月25日 えーるピア久留米にて (K)

今回の親の会では娘さんがコンサートに行った、子どものやりたいことがみつかった、サポステに行っているけれど‥‥などの話で盛り上がりました。
私の子はまじめすぎるなと思ったり。 私事ですが、楠の会に入って1年半、最初は仕事帰りに1時間くらい参加していましたが、アスペルガー症候群などの言葉がよくわからないままでした。
時には有休を使って、A型B型作業所を3か所ほど行きましたが、診断書がいるとのこと。
会で話を聞いてもきつい時もあり、次の会はどうしようかなと思うようになっていました。
そんな時ひざ痛になって仕事をやめ、好きな山登りも自転車も乗れなくなり、仕事をやめたため家での話題が少なくなり、つらい日々の中、会で聞いたアクト(訪問看護)につながろうと思って精神科へ行ってみましたが、本人が来ないとと言われ、それはできそうにないのでがっかりしました。
そんな中親の会で親同士が訪問してお茶会をするという話題が出たので、「私のうちに来てほしい」といったところ、「よし、やりましょう」という返事。
すぐに日にちが決まり、2人の方が来て下さり、2人とも趣味の多い方で話題になりそうなものを見つけ、趣味の話で盛り上がりました。
久しぶりに以前の私にもどれたようで、そして親の会も身近に感じられるようになりました。
勉強会も大切だけれど山登りなど楽しみで集まるのもいいなと思いました。
私が、参加する集まりのことを子どもに伝えて、子どもも参加できるようになったらいいなと思っています。
ひざ痛で仕事をやめてなかったら、楠の会をやめていただろうに、今は何か目の前が明るくなったようでワクワクしている私です。

※久留米の集いでは第4金曜日の定例会のほかに、11月より新しく学習会をやっています。
交流分析の手法を使って、どこから手を付けていいかわからない場合など自分の気持ちを整理して、余裕をもって問題を考えるのに役に立つそうです。
どなたでもご参加ください。
 毎回第2土曜日か日曜日13:00~15:00「学習会」
 今月は12月11日(日)場所:えーるピア2階
 電話090-8222-7403
 参加費:講師謝礼500円+会場費(60円ぐらい)