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楠の会だよりNo.226号(2021年4月)記事より

楠の会の皆さん、コロナの下、毎月毎月の活動に心から敬意を表したいと思います。
私の介護施設もコロナ対策に追われて、楠の会の活動に参加できず心苦しく思っております。
また新しい年度が始まります。2021年の楠の会の活動も心おきなくできるようにしたいものです。

先日精華大学学長ウサビサコさんの講演会であった話で、日本人は意見が違うと離れていってしまう。
そうしたらコミュニテイが作れない。
そんな日本人をひと昔前のようなおせっかい集団に押し込む。
おせっかい集団が心地いい場所になると、自然ととても素晴らしい日本人に変われると言い、以下のように続けられました。

コミュニティとは
自分をさらけ出す 自分とは 何か 自分を変える、
他者とぶつかる、他者との違いを知る、他者との違いを互いに認め合う
他者との距離感を知る 他者と気軽に関わり合う 場所ができる
そうすると他者と関わり合わずにはおれない  安心できる居場所作り

自分の内面をさらけ出すと、外面もさらけ出る
自分の内面を賢く見せようとしたり、善人ぶりを思考して見せようとすると
外面も賢く見えて、善人ぶりも見えるが、それが、他者にとても嫌らしく見える
それは、無意識に他者を見下したり虚仮にしたりしているからだ

                 福岡「楠の会」代表 甲木敏光  


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2021年度福岡「楠の会」総会ご案内
日時:2021年4月29日(木・祝)14:00~⒗:30
場所:福岡市ボランテイア交流センター「あすみん」
    (福岡市中央区今泉1-19-22天神クラス4階) =========================

日頃よりひきこもり親の会福岡「楠の会」の活動にご参加いただき、お疲れ様でございます。
当会は社会参加の前で立ち止まっている子を持つ親の自助活動を趣旨として、全国家族会とも連携し、困難な問題に対処して20年ほどになりました。
遅々として進まないもどかしさをいつも感じてきましたが、この20年間を振り返ってみて決して悲観することはないと言う気がしています。
もし何もせず親子でひっそりと暮らしていれば親の死体のそばで暮らしていたと言う、あの最悪のシナリオになります。
20年の経過の中で各ご家庭が悪戦苦闘してきた道は一つの物語りになっています。
自分の足跡を振り返ってみて、あとから来る方々にもお話して、<自他ともに生きる力をつける>がこの会のお役目です。
ひきこもりからの回復の道筋は、正社員になった人もあれば、短期就労を繰り返している人などいろいろあります。
しかし一番多いのは福祉制度の利用者ではないかとも思われます。
歴史もあり、生きづらさを抱える人達への理解と、国の政策としても確実なバックアップがありますから選ばれているのでしょう。
最近新しい検定教科書がでましたが、ひきこもりの原因の一つに従来の教育の内容の粗末さがあったと言えるでしょう。体験無視で知識偏重の内容を是正する必要があります。
一人一人を大事にし、真に「人間を育てる」を目指した教育へ舵を切って欲しいものです。これはひきこもり家族からの切なる願いです。
8050問題も手付かずです。
万障お繰り合わせの上、総会にご出席くださいますよう、お願い申し上げます。

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<追悼> 
Iさん、ありがとうございました!

 

(1)
私は「楠の会」が始まってから間もなくして入会しました。
当時誰にも話せずにいたひきこもりの息子の話を隠さずに話すことができて、心の居場所と解放感を味わいました。
その途上で西鉄薬院駅に近いところ、春吉に「七つ実館(なつみかん)」と言う居場所ができて、みんなが集まっていろんな行事や活動が行われました。
その一つに、月に一度映画鑑賞会がありました。
毎月ビデオを借りてきて、鑑賞会のお世話をしてくださったIさんが、先日お亡くなりになったことを聞きました。
コロナ禍で最近はなかなかお会いできず、お見舞いに行けなかったことを申し訳なく思います。
当時の思い出が次々と目に浮かんできます。
映画を見ておしゃべりに花が咲きました。
楠の会が取り持つご縁でこんなに楽しく過ごさせていただける場所があったことのありがたさを感じています。
Iさんもきっと楽しかったでしょう。
Iさん、ありがとうございました。(K・S)

(2)
春吉のお米屋さんの2階にできた居場所は、運営委員会や学習会、忘年会、新年会、初詣、若者の会など様々な行事に使われていました。
Iさんは運営委員も率先して務められ、お花見には綺麗なお寿司を作って来られ、若者の料理教室では餃子をみんなに教えていました。
お体の具合が悪くなってからも映画鑑賞会をお世話されました。
送り迎えはいつもご主人様が車の運転をされていました。
お花が好きで、あじさいの花などいっぱい運んでくださっていました。
そうそう、書くこともお上手で、Iと言うペーネームで投稿していただいていました。
最後に、Iさんの息子さんは今最終目的である自立の道に入られました。
これで思い残すことなく天国へ旅立つことができたでしょう。
心からご冥福をお祈りいたします。(Y・F)  

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今月は他にも素晴らしい投稿記事があります。ぜひ「楠の会だより」をご覧ください。
なお、当ホームページに「楠の会だより投稿」のサブページを設置しました。
こちらの方もご利用ください。
投稿の一部を掲載しています。→楠の会だより投稿    

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福岡「楠の会」支部会だより

数ある支部会だよりからいくつかの支部をWEB編集者独断で選んでいます。他の支部会の状況をご覧になりたい方は、「楠の会だより」をご利用ください。

★ 親父の会 3月13日(土) (あすみん) 参加者 2名

今年度は「親父の会」は担当者がいなくて不調でした。
今回コロナ禍の下、お一人来ていただきました。
お父さんが動かれることは大きな力になりますが、まさに奥様とご一緒に一大決心をしてお嬢さんのために行動されたお話をお聞きしました。
こんないいお話を多くのお父さん方と共有できるといいなと思ったことでした。(F)

★ みやま・大牟田の集い 3月 19日(金) (大牟田市職員会館) 参加者 6名

テレビドラマ(NHK)「こもりびと」の上映と交流会という形で開催しました。
今回は、大牟田市役所退職者の会と連携して取組み、参加呼びかけは、退職者の家族を対象に声かけをしました。
事務局2名のほか、当事者家族1名、支援者2名、一般参加者1名が参集。
当日は、40歳になる息子さんをもつ退職者(70代前半)の方が参加されました。
上映会修了後、1時間くらい交流会を持ちました。
次回(大牟田)は7月に2回目の学習会・交流会を予定しています。

★福岡東部の集い3月 20日(土)コミセンわじろ  参加者8名(女性 7、男性 1)

天気が下り坂でやや肌寒い日でしたが、いつものメンバーを中心に集いました。
今は社会人として働いている娘さんから、当時「おってもおらんでも一緒」といわれたことが辛かったと言われたこと。 しかし当時は女手一つで子どもを養わねばならない必死さで余裕は皆無。 今だからこそ言えたこと、そう言える母子の関係性を今日築かれてきたことは素晴らしいことだと感じるエピソードでした。
姉妹の立場より、楠の会について両親に根気強く伝え続けていたある日、「こもりびと」のドラマを観たことがきっかけで父親が急に動き始めたこと。
遠方のため楠の会に参加することは難しいけれど、広報紙を介して変化が起きたことは大変ありがたかったという話。
こうした各々の近況報告の後、話は社会情勢、そしてひきこもりに対する理解についてと広がりました。
なぜひきこもりは増えたのか、対処については考えるけれど原因は依然明確には示されていない現状について、答え(指針)はあるのだろうかという問い。
それに対して「ある」という意見。
しかし言葉で表現するのは難しいもの。
治す(克服する)こと、ひきこもりを生まない社会の在り方とは何か。
家族は、人が生まれると同時に出会う最も身近な社会と言えます。
一人ひとり人間が異なるのと同様、全く同じ家族は存在しません。
私たちが親の会、家族会へ足を運ぶ理由は、一律な解決の為の答えを得るためではなく、当事者のことを考え想像する機会を持ち続ける為に、それを他の家族と共有する時間を持つ為ではないかと、ふと思ったひと時でした(一個人として)。 (兄弟姉妹の会T )


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